2008年 01月 08日
ソフトとハードの螺旋的進化についてのひとりごと |
昨日は七草。
*七種とも書くみたいですね。
正月の暴飲暴食(笑)で弱った胃腸をいたわろうという日ですよね。
そして、今年一年の健康を祈ろうという日です。
ところで、春の七草を全部言えますか?
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
昔だったらすべて近くのどこかでタダで手に入ったものですが、最近ではパック売りされています。
我が家では今朝(?)それをおいしく頂きました。(笑)
*まぁ、1日くらい遅れても良いかなっと(爆笑)
さて、2007年のヒット商品分析が、SMBCや日経新聞系の雑誌でされていました。
それを見るとWiiやDSという体感型のゲームとパスモの評価がかなり高いようです。
商品の進化とは商品の改善や改良の歴史です。
そしてそれは「理想性の向上」という概念でくくることができるとTRIZでは考えています。
WiiやDSは「ソフト体質の商品」だと任天堂の山内相談役がおっしゃってました。
そもそも任天堂という会社自体が「ソフト体質」であるとも。
そして、それは「ハード体質」の企業と絶対的に異なるもので、わかってもらえないであろうと。
・・・・・
ハード(機器)の進化とともに、性能が上がっていきます。
しかし、それがあまりに度を過ぎると、ユーザーがそれらを使いこなせない状態に陥ってしまう。
分厚い取説と格闘するくらいなら「直感的にわかりやすい」「単純な」方向に向かうこともありうるでしょう。
つまり、機能を絞った選択と集中です。
画面の臨場感などを追及するのではなく、ユーザーのわかりやすさを追及することでゲーム参加の障壁を下げることができた。
結果的にそれがヒットに結び付いたのだと。
そしてそれは「ゲーム」という、人間の生活に必要不可欠ではない(極端にいえば要らない?)ものだからこそなのだと、山内相談役はおっしゃっています。
その話の中に先の「ソフト体質企業」というキーワードが出てくるのではないかと私は思いました。
・・・・・なるほど・・
では、人間生活に必要なものは?
TRIZの進化の法則に「システム完全性の法則」があります。
システムがそれ自体で自律して動作するように完成度を上げていくと理解できます。
つまり、そのシステムへの人間の関与が少なくなる→使いやすくなる。ともいえます。
洗濯機などは、ほっといても自動でやってくれるし、最近は乾燥までできる。
あとは、たたむところまで行けば…完全性?(笑)
これなどは、やはり「ハード」の進化が必要なのではないかと感じています。
ソフト的な要求に応えるべきシステム開発の重要性。
・・・・・
実は、「ソフト」と「ハード」はお互い補完し合っていると私は考えています。
ハードの進化なくしてソフトは進化できないし、ソフトの実現へ向けてのハードの進化もある。
クラシカルなTRIZの「システム完全性の法則」には、このソフトの概念はありません。
アルトシュラーの時代には、そういうものはなかったからです。
しかし、現代の問題解決においては、このソフトの進化の概念もきちんと検討する必要がありますね。
・・・・少しヒントが浮かんできた・・・・・(笑)
などなど、いろいろなことを思いめぐらした一日でした。
皆さんの創造性のヒントになることがあればうれしいです。
*七種とも書くみたいですね。
正月の暴飲暴食(笑)で弱った胃腸をいたわろうという日ですよね。
そして、今年一年の健康を祈ろうという日です。
ところで、春の七草を全部言えますか?
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
昔だったらすべて近くのどこかでタダで手に入ったものですが、最近ではパック売りされています。
我が家では今朝(?)それをおいしく頂きました。(笑)
*まぁ、1日くらい遅れても良いかなっと(爆笑)
さて、2007年のヒット商品分析が、SMBCや日経新聞系の雑誌でされていました。
それを見るとWiiやDSという体感型のゲームとパスモの評価がかなり高いようです。
商品の進化とは商品の改善や改良の歴史です。
そしてそれは「理想性の向上」という概念でくくることができるとTRIZでは考えています。
WiiやDSは「ソフト体質の商品」だと任天堂の山内相談役がおっしゃってました。
そもそも任天堂という会社自体が「ソフト体質」であるとも。
そして、それは「ハード体質」の企業と絶対的に異なるもので、わかってもらえないであろうと。
・・・・・
ハード(機器)の進化とともに、性能が上がっていきます。
しかし、それがあまりに度を過ぎると、ユーザーがそれらを使いこなせない状態に陥ってしまう。
分厚い取説と格闘するくらいなら「直感的にわかりやすい」「単純な」方向に向かうこともありうるでしょう。
つまり、機能を絞った選択と集中です。
画面の臨場感などを追及するのではなく、ユーザーのわかりやすさを追及することでゲーム参加の障壁を下げることができた。
結果的にそれがヒットに結び付いたのだと。
そしてそれは「ゲーム」という、人間の生活に必要不可欠ではない(極端にいえば要らない?)ものだからこそなのだと、山内相談役はおっしゃっています。
その話の中に先の「ソフト体質企業」というキーワードが出てくるのではないかと私は思いました。
・・・・・なるほど・・
では、人間生活に必要なものは?
TRIZの進化の法則に「システム完全性の法則」があります。
システムがそれ自体で自律して動作するように完成度を上げていくと理解できます。
つまり、そのシステムへの人間の関与が少なくなる→使いやすくなる。ともいえます。
洗濯機などは、ほっといても自動でやってくれるし、最近は乾燥までできる。
あとは、たたむところまで行けば…完全性?(笑)
これなどは、やはり「ハード」の進化が必要なのではないかと感じています。
ソフト的な要求に応えるべきシステム開発の重要性。
・・・・・
実は、「ソフト」と「ハード」はお互い補完し合っていると私は考えています。
ハードの進化なくしてソフトは進化できないし、ソフトの実現へ向けてのハードの進化もある。
クラシカルなTRIZの「システム完全性の法則」には、このソフトの概念はありません。
アルトシュラーの時代には、そういうものはなかったからです。
しかし、現代の問題解決においては、このソフトの進化の概念もきちんと検討する必要がありますね。
・・・・少しヒントが浮かんできた・・・・・(笑)
などなど、いろいろなことを思いめぐらした一日でした。
皆さんの創造性のヒントになることがあればうれしいです。
by kuwahara_TRIZ
| 2008-01-08 16:43
| TRIZ