2006年 10月 15日
時間価値の商売 |
庭の金木犀も咲きだして、にわかにあたり一面甘い匂いが広がっています。
さて、先日見ていたTVから。
最近の購買ニーズのキーワードは「時間」なのだそうです。
自分の価値観にマッチした時間であれば、顧客の購買意欲を刺激して売り上げが上がるのです。
例えば、東京のあるラーメン屋さんの話。
ラーメン屋さんで注文するものは?
とりあえずビール。
で、餃子とラーメン。。。と行きますよね。
そうすると、最初にビールが出てくる。
しばらくしてラーメン。
そしてギョーザ・・・・。
でも、本当は私は「餃子を食べながらビールを飲みたい!」のです。
「ビールを飲みながらチャーシューをほおばりたい」のです!
・・・・・・
その店は、なんと餃子を1分半で焼き上げて、ラーメンとビールと餃子の同時出しができるというわけで、大繁盛しているそうです!
秘密は、スチームアイロンの応用!
高温スチーム庫での餃子の保存と、アイロンの技術を応用した高熱プレートの活用で、なんと1分半の餃子出しが可能になった。
TRIZ的に言えば、分割原理、先取り作用原理、高速実行原理を適用したものといえますね。
*一応TRIZのブログなので・・・(笑)
まぁ、私はこの「時間」という商品の売り方について色々と考えるところがありました。
例えば、我々の移動時間。
新幹線を使うか飛行機を使うか、はたまたタクシーを使うか。
本当は、時間だけではなく、そこに存在する価値観との関連性で判断しているのだなと。
快適な空間であれば、多少時間が掛かっても良いでしょうが、本当に緊急性が高まれば、時間だけが大切。
旅行でも、今時は「体験型」のツアーが大人気なのだそうです。
見てまわるだけの時間の使い方(購買)ではなく、そこに体験するという自分の価値観を持ち込んだ時間を買うという風に解釈ができますね。
コンサルティングも同じかな・・・・。
クライアントの問題を解決して見せるのではなく、クライアント自身が解決していく体験を時間として買っていただくという考え方。
そういえば、漫画「ドラゴン桜」で、国語の芥山先生が一人の教師に尋ねる場面がありました。
「あなたの目の前に、おなかを空かせた人がいます。
あなたは、その人に対して、魚を釣ってあげますか? それとも魚の釣り方を教えますか?」
その答えは、色々なシーンで変るはずですが、教師としての立場では、どちらの方が優れた行動かわかりますね。
*あえて、答えは書きませんが(笑)
そんなことを考えた、秋の日の午後でした。
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
さて、先日見ていたTVから。
最近の購買ニーズのキーワードは「時間」なのだそうです。
自分の価値観にマッチした時間であれば、顧客の購買意欲を刺激して売り上げが上がるのです。
例えば、東京のあるラーメン屋さんの話。
ラーメン屋さんで注文するものは?
とりあえずビール。
で、餃子とラーメン。。。と行きますよね。
そうすると、最初にビールが出てくる。
しばらくしてラーメン。
そしてギョーザ・・・・。
でも、本当は私は「餃子を食べながらビールを飲みたい!」のです。
「ビールを飲みながらチャーシューをほおばりたい」のです!
・・・・・・
その店は、なんと餃子を1分半で焼き上げて、ラーメンとビールと餃子の同時出しができるというわけで、大繁盛しているそうです!
秘密は、スチームアイロンの応用!
高温スチーム庫での餃子の保存と、アイロンの技術を応用した高熱プレートの活用で、なんと1分半の餃子出しが可能になった。
TRIZ的に言えば、分割原理、先取り作用原理、高速実行原理を適用したものといえますね。
*一応TRIZのブログなので・・・(笑)
まぁ、私はこの「時間」という商品の売り方について色々と考えるところがありました。
例えば、我々の移動時間。
新幹線を使うか飛行機を使うか、はたまたタクシーを使うか。
本当は、時間だけではなく、そこに存在する価値観との関連性で判断しているのだなと。
快適な空間であれば、多少時間が掛かっても良いでしょうが、本当に緊急性が高まれば、時間だけが大切。
旅行でも、今時は「体験型」のツアーが大人気なのだそうです。
見てまわるだけの時間の使い方(購買)ではなく、そこに体験するという自分の価値観を持ち込んだ時間を買うという風に解釈ができますね。
コンサルティングも同じかな・・・・。
クライアントの問題を解決して見せるのではなく、クライアント自身が解決していく体験を時間として買っていただくという考え方。
そういえば、漫画「ドラゴン桜」で、国語の芥山先生が一人の教師に尋ねる場面がありました。
「あなたの目の前に、おなかを空かせた人がいます。
あなたは、その人に対して、魚を釣ってあげますか? それとも魚の釣り方を教えますか?」
その答えは、色々なシーンで変るはずですが、教師としての立場では、どちらの方が優れた行動かわかりますね。
*あえて、答えは書きませんが(笑)
そんなことを考えた、秋の日の午後でした。
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
by kuwahara_TRIZ
| 2006-10-15 15:07
| 徒然草