2013年 03月 18日
変えて益無きは・・・ |
ここ最近体調がすぐれないのは季節の変わり目だからでしょうか?
季節の変化に対して、身体のバランスがついて行かない?
・・・なんとなく、ジョギングも走る気になれなくて(涙)
PCの中の昔のいろいろな資料を見直していたら、今の私の行き詰まり状態を打破してくれるヒントに出会いましたので、懐かしくも再掲させていただきます^^
「変化」は、成長において重要な一要素だと思います。
ダーウィンが主張している「強いものではなく、自らを変えうるものが生き残る」にあるように(*実際にこの言葉をダーウィン自身が言ったという事実は本当は無いそうですね(汗))、事業や仕事を継続させるためには「常に変化」させなければいけないのです。
問題は、「何を」変化させるのか?と「いつ」変化させるのか?なのですね。
何を変化させるか?は、自社の事業や商品、更にはビジネスモデルなどがそのターゲットになります。それらの中から具体的に何にするかは、まさに戦略的な問題だと私は考えています。
いつ変化させるか?は、企業業績が良い状態か悪くなった状態かに二分されますね。 総じて企業業績が良い状態で変化させるのはかなりのリスクが伴いそうです。 ブラジルのサッカーでは「勝ってるチームはいじらない」という言葉があるほど、良い状態に対して変化を望むのは難しいようです。
したがって、往々にして悪くなった状態で変化をさせることになります。 悪くなっている状態をきちんと把握して、危機感を共有化して、何を変化させるのかを明確にして「変える!」のが大切です。 この場合は、危機感が共有化されて始めて変化へのエンジンが回りだすので、ドラスティックな変化が可能になります。ただ、本当は「自分達が変わる!」という事を求められている事に気づかないのですが・・・。
「変える」というのが自分から外への視点なのに対して、「変わる」は自分から内への視点なのです。つまり、自分自身を見つめなおし、謙虚に行動することができなければ「変える」事はできないのではないでしょうか?
先の、いつ変化させるか?についての私の解答は、「良い状態の時こそが変化の時期」だと思います。
それは、追い詰められていない分、いろいろな修正がきくからです。しかも、それは学習する組織という戦略的な優位性にもつながると思います。つまり、確定論的ではない様々な可能性を探りながら事業の成長を実現していく上では、「良い状態の時こそが変化の時」といえるのではないでしょうか。
そうすると、次に問題になるのが「何を変えるか?」ですね。 これについては徒然草第百二十七段「改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり」が、大切なのではないでしょうか?
「何を変化させるか?」には、目的物と意思決定の2つの要素が入っているように思います。例えば、目的物とは、組織形態や仕事のやり方などどの要素を変更するかという事ですね。意思決定とは、その組織形態をAにするのかBにするのかということです。当然、要素の選択についての意思決定もありますが・・・
その意思決定のスタンスは、「変えて益無きは、変えぬを善しとするなり」という考え方がすべてを物語っていませんか?ただ、これも解釈の仕方でいかようにでも取れます。
私は、「変えて益なき」かどうかは、分析だけでは結論を出せないという立場を取ります。したがって、「変えぬを善しとする」のは、変えてみて「益があったか」もしくは「ありそうか」を見極めることこそが、正しい意思決定のやり方だと思います。
つまり、「何を変えるのか」を決めるのは、「益があるかどうか」ですが、それはモニタリングするしかないのではないでしょうか?
もちろん、世の中には様々な分析ツールがありますし、それらを使ってロジカルに現状把握や定量分析することは必要でしょう。しかし、それらから結論が導き出されるとはとても思えないのです。決めるのは結局「人間の感情(エモーション)」だと、私は考えています。ただ、それが万が一間違ってたとしても大きなミスの方に行かないようにする仕組みこそが、「モニタリング」なのです。
モニタリングによって「変えて益が無い」かどうかを見極めれば、変えないほうが良かったのか、変えて正解だったのかがわかると思うのです。
「変えて益無きは、変えぬを善しとするなり」
様々な環境は変化するのですから「変える」事が基本だと思います。
でも、変えてみて「益なきこと」がわかったら(見えたら)、元に戻すことで軌道修正が図れますよね。 何を変えるかは変えてみながら判断していく事こそが本質だと考えます。
で、それをいつやるの? 「今でしょ?」
そして、それを誰がやるの? 「貴方(自分)でしょ?」
長文、駄文失礼しました(汗)
季節の変化に対して、身体のバランスがついて行かない?
・・・なんとなく、ジョギングも走る気になれなくて(涙)
PCの中の昔のいろいろな資料を見直していたら、今の私の行き詰まり状態を打破してくれるヒントに出会いましたので、懐かしくも再掲させていただきます^^
「変化」は、成長において重要な一要素だと思います。
ダーウィンが主張している「強いものではなく、自らを変えうるものが生き残る」にあるように(*実際にこの言葉をダーウィン自身が言ったという事実は本当は無いそうですね(汗))、事業や仕事を継続させるためには「常に変化」させなければいけないのです。
問題は、「何を」変化させるのか?と「いつ」変化させるのか?なのですね。
何を変化させるか?は、自社の事業や商品、更にはビジネスモデルなどがそのターゲットになります。それらの中から具体的に何にするかは、まさに戦略的な問題だと私は考えています。
いつ変化させるか?は、企業業績が良い状態か悪くなった状態かに二分されますね。 総じて企業業績が良い状態で変化させるのはかなりのリスクが伴いそうです。 ブラジルのサッカーでは「勝ってるチームはいじらない」という言葉があるほど、良い状態に対して変化を望むのは難しいようです。
したがって、往々にして悪くなった状態で変化をさせることになります。 悪くなっている状態をきちんと把握して、危機感を共有化して、何を変化させるのかを明確にして「変える!」のが大切です。 この場合は、危機感が共有化されて始めて変化へのエンジンが回りだすので、ドラスティックな変化が可能になります。ただ、本当は「自分達が変わる!」という事を求められている事に気づかないのですが・・・。
「変える」というのが自分から外への視点なのに対して、「変わる」は自分から内への視点なのです。つまり、自分自身を見つめなおし、謙虚に行動することができなければ「変える」事はできないのではないでしょうか?
先の、いつ変化させるか?についての私の解答は、「良い状態の時こそが変化の時期」だと思います。
それは、追い詰められていない分、いろいろな修正がきくからです。しかも、それは学習する組織という戦略的な優位性にもつながると思います。つまり、確定論的ではない様々な可能性を探りながら事業の成長を実現していく上では、「良い状態の時こそが変化の時」といえるのではないでしょうか。
そうすると、次に問題になるのが「何を変えるか?」ですね。 これについては徒然草第百二十七段「改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり」が、大切なのではないでしょうか?
「何を変化させるか?」には、目的物と意思決定の2つの要素が入っているように思います。例えば、目的物とは、組織形態や仕事のやり方などどの要素を変更するかという事ですね。意思決定とは、その組織形態をAにするのかBにするのかということです。当然、要素の選択についての意思決定もありますが・・・
その意思決定のスタンスは、「変えて益無きは、変えぬを善しとするなり」という考え方がすべてを物語っていませんか?ただ、これも解釈の仕方でいかようにでも取れます。
私は、「変えて益なき」かどうかは、分析だけでは結論を出せないという立場を取ります。したがって、「変えぬを善しとする」のは、変えてみて「益があったか」もしくは「ありそうか」を見極めることこそが、正しい意思決定のやり方だと思います。
つまり、「何を変えるのか」を決めるのは、「益があるかどうか」ですが、それはモニタリングするしかないのではないでしょうか?
もちろん、世の中には様々な分析ツールがありますし、それらを使ってロジカルに現状把握や定量分析することは必要でしょう。しかし、それらから結論が導き出されるとはとても思えないのです。決めるのは結局「人間の感情(エモーション)」だと、私は考えています。ただ、それが万が一間違ってたとしても大きなミスの方に行かないようにする仕組みこそが、「モニタリング」なのです。
モニタリングによって「変えて益が無い」かどうかを見極めれば、変えないほうが良かったのか、変えて正解だったのかがわかると思うのです。
「変えて益無きは、変えぬを善しとするなり」
様々な環境は変化するのですから「変える」事が基本だと思います。
でも、変えてみて「益なきこと」がわかったら(見えたら)、元に戻すことで軌道修正が図れますよね。 何を変えるかは変えてみながら判断していく事こそが本質だと考えます。
で、それをいつやるの? 「今でしょ?」
そして、それを誰がやるの? 「貴方(自分)でしょ?」
長文、駄文失礼しました(汗)
by kuwahara_TRIZ
| 2013-03-18 18:28
| 徒然草