2012年 09月 18日
ヒット商品を生み出すコツとは? |
普通、秋ってのは北から降りて来るものだと思っていたら、今日の九州熊本は涼しいです。
これは、台風一過の影響?
いや、熊本にはもう一つ言い伝えというか、古くから言われている季節にまつわる言葉に「隋兵寒合(ずいびょうがんや)」があります。
これは先週末(昔は敬老の日)に行われた「藤崎宮秋の例大祭」が終わると、季節が夏から秋へと変わるといわれてきたものです。
いずれにしても、今週末はお彼岸ですから、暑さ寒さも…ですね^^
さて、ヒット商品を生み出すコツって何だと思いますか?
みんなが持ちたがる商品を生み出すためには、最初にそれを市場に出さないといけませんね。
基本的に柳の下に泥鰌は一匹のはずですから(汗)
つまり、「とりあえず出してみて様子(反応)を見る」。
そして、あまり反応が良くなかったら潔く撤退する。
そう逆説的ですが、ヒット商品を生み出すコツって「できるだけ早く失敗する事」だと思うのです。
もっと言うと、そうやっていろんなネタ(アイデア)を、認めて試して連発できる企業風土って言うのが必要なんじゃないかな?
たとえば、小林製薬さんの商品って、ネーミングだけを見てても面白いし、「とりあえず出してみよう!」的な商品が大化けしたりしてるんじゃないかなと思うのです。
これって、創造的な企業風土って言えるのではないでしょうか?
・・・・・
そこでもう一つ、ヒット商品である以上は市場で問題を起こしてもらっては困るわけです。
だって、それこそものすごい数の商品が生産され流通するわけですから、そこでのクレームはダメージが大きすぎます。
この市場で問題を起こさないための設計の方法として、昔から取り入れられているのがタグチメソッド(日本では「品質工学」の方が通りが良いかも)です。
市場で発生するであろう、劣化や様々な使用環境を誤差因子という条件で設計時に検討することで、できるだけ市場でも安定した性能を発揮するようにシステムを設計する方法です。
こうやって書くと、タグチメソッドって設計者にとってとても良いツールのように思えるのですが、実はタグチメソッドとは、できるだけ早く失敗して悪い条件を見つけ出しそれを排除していく事が重要なのです。
つまり、そう簡単に最適なシステム設計ができるわけがない。だけど、効率よくできるだけ早くに失敗をすることで、良い条件を見つけ出すことはできる。
そのために、いろいろな実験の方法を体系化したものがタグチメソッドなのです。
・・・・・
ヒット商品を生み出すためにたくさんのアイデアを持つためのTRIZ
ヒット商品が市場で問題を起こさないように設計するタグチメソッド
そのいずれもが、「できるだけ早く失敗する事」で、ヒット商品を生み出そうとしている思想を持っている事。
そこには偶然ではない、イノベーションというものの本質が隠されているように感じているところです。
それは・・・案ずるより産むがやすし。
今年は朝顔のカーテンは見事に失敗しました。
台風のために先週撤去したので、これが最後の写真です^^;

では、また!
これは、台風一過の影響?
いや、熊本にはもう一つ言い伝えというか、古くから言われている季節にまつわる言葉に「隋兵寒合(ずいびょうがんや)」があります。
これは先週末(昔は敬老の日)に行われた「藤崎宮秋の例大祭」が終わると、季節が夏から秋へと変わるといわれてきたものです。
いずれにしても、今週末はお彼岸ですから、暑さ寒さも…ですね^^
さて、ヒット商品を生み出すコツって何だと思いますか?
みんなが持ちたがる商品を生み出すためには、最初にそれを市場に出さないといけませんね。
基本的に柳の下に泥鰌は一匹のはずですから(汗)
つまり、「とりあえず出してみて様子(反応)を見る」。
そして、あまり反応が良くなかったら潔く撤退する。
そう逆説的ですが、ヒット商品を生み出すコツって「できるだけ早く失敗する事」だと思うのです。
もっと言うと、そうやっていろんなネタ(アイデア)を、認めて試して連発できる企業風土って言うのが必要なんじゃないかな?
たとえば、小林製薬さんの商品って、ネーミングだけを見てても面白いし、「とりあえず出してみよう!」的な商品が大化けしたりしてるんじゃないかなと思うのです。
これって、創造的な企業風土って言えるのではないでしょうか?
・・・・・
そこでもう一つ、ヒット商品である以上は市場で問題を起こしてもらっては困るわけです。
だって、それこそものすごい数の商品が生産され流通するわけですから、そこでのクレームはダメージが大きすぎます。
この市場で問題を起こさないための設計の方法として、昔から取り入れられているのがタグチメソッド(日本では「品質工学」の方が通りが良いかも)です。
市場で発生するであろう、劣化や様々な使用環境を誤差因子という条件で設計時に検討することで、できるだけ市場でも安定した性能を発揮するようにシステムを設計する方法です。
こうやって書くと、タグチメソッドって設計者にとってとても良いツールのように思えるのですが、実はタグチメソッドとは、できるだけ早く失敗して悪い条件を見つけ出しそれを排除していく事が重要なのです。
つまり、そう簡単に最適なシステム設計ができるわけがない。だけど、効率よくできるだけ早くに失敗をすることで、良い条件を見つけ出すことはできる。
そのために、いろいろな実験の方法を体系化したものがタグチメソッドなのです。
・・・・・
ヒット商品を生み出すためにたくさんのアイデアを持つためのTRIZ
ヒット商品が市場で問題を起こさないように設計するタグチメソッド
そのいずれもが、「できるだけ早く失敗する事」で、ヒット商品を生み出そうとしている思想を持っている事。
そこには偶然ではない、イノベーションというものの本質が隠されているように感じているところです。
それは・・・案ずるより産むがやすし。
今年は朝顔のカーテンは見事に失敗しました。
台風のために先週撤去したので、これが最後の写真です^^;

では、また!
by kuwahara_TRIZ
| 2012-09-18 17:45
| TRIZ