2011年 11月 19日
Steve Jobs Ⅰ,Ⅱを読んで |
雨の土曜日、皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
私は、少し中断していた「Steve Jobs」を読み終わりました。
1巻は、幼少時代からApple社でマッキントッシュⅠを開発したが、その激しい性格ゆえにApple社を追われてピクサーで「トイ・ストーリー」をつくるところまで。
2巻は、その後Appleに返ってきて、事業戦略を明確に立ち上げることで、iMacからiPhone、iPod、iPadが生まれるまでの話です。
・・・・
ジョブズの激しい人間性を中心に据えた、波乱万丈の人生を伝記(時系列)風に記載してあります。
そして、その中にジョブズが信念としている「シンプルさ」と「クールさ」の追求に、心血を注いでいた様子が織り交ぜてあり、伝記ものでもあり、ジョブズの信念を記したビジネス書的な趣も感じられました。
人間的なジョブズに惹かれる人あり、離れていく人あり。
それは、自分の信念を実現するための手段として、正か悪かを超えた次元にあるのかなと。
私が感じたのは、「洗練を突き詰めると簡潔(シンプル)になる」という言葉が、あまりにTRIZの思想と似ていることでした。
それも、単に洗練させるのではなく、複雑さを乗り越えたところにある簡潔(シンプル)にたどり着くための苦悩が大切なんだと。
それと、あくまでもユーザーフレンドリーなシステムであるべきだという一貫した立場。
それも、自分中心での!
これって、顧客の声を重視する従来型のマーケットからは出てこない発想です。
多分、ジョブズは、本当の天才だったのでしょうね。
いや、本当にそうなのかな・・・・・
ジョブズと言えば、例の熱狂的なプレゼンテーションが有名ですが、あれはものすごく念密に勝つ緻密に作り上げられたモノなのですね。
天才だったら、たとえばその場のアドリブで何とかしようと思うかなと思うのですが、彼は何度も何度もしつこいくらいにリハーサルを重ねて、ライティングの位置やタイミングまでも確認して決めていく。
商品企画段階では、クールで直観的なモノの判断をしますが、実際の商品化にあたっては一切の妥協を許さない。
それは、プレゼンテーションでもPR広告でも同じ。
・・・・・
これを読んで、今まではAppleの商品にあまり興味を持ってなかった私ですが、iPad2を買おうかなと思ってしまいました^^
Steve Jobs 本当に巨星落つといった感じでしょう。
この本を、今も多くの方々が読んでると思います。
いろいろな読み方ができる本だと、私は感じました。
きっと、賛否両論起きるでしょう。
ただ、Apple社が、いやSteve Jobsが世に出してきた商品たちは、これからも決してその魅力を失わないでしょう。
・・・・
そうそう、最後にもう一つ(笑)。
現実歪曲フィールド。
これは、技術者にとって脅威でもあり、でも熱意の表れだと思いました。
そして、ユーザーフレンドリーであるということは、クローズドシステムでこそ実現されるのか。
はたまた、オープンシステムで実現されるのか?
そもそも、「ユーザーフレンドリーである」ということは、どういうことか?
まだまだ書きたいこともありますが、私にとってこの本は、そういう問いかけを残しました。
私は、少し中断していた「Steve Jobs」を読み終わりました。
1巻は、幼少時代からApple社でマッキントッシュⅠを開発したが、その激しい性格ゆえにApple社を追われてピクサーで「トイ・ストーリー」をつくるところまで。
2巻は、その後Appleに返ってきて、事業戦略を明確に立ち上げることで、iMacからiPhone、iPod、iPadが生まれるまでの話です。
・・・・
ジョブズの激しい人間性を中心に据えた、波乱万丈の人生を伝記(時系列)風に記載してあります。
そして、その中にジョブズが信念としている「シンプルさ」と「クールさ」の追求に、心血を注いでいた様子が織り交ぜてあり、伝記ものでもあり、ジョブズの信念を記したビジネス書的な趣も感じられました。
人間的なジョブズに惹かれる人あり、離れていく人あり。
それは、自分の信念を実現するための手段として、正か悪かを超えた次元にあるのかなと。
私が感じたのは、「洗練を突き詰めると簡潔(シンプル)になる」という言葉が、あまりにTRIZの思想と似ていることでした。
それも、単に洗練させるのではなく、複雑さを乗り越えたところにある簡潔(シンプル)にたどり着くための苦悩が大切なんだと。
それと、あくまでもユーザーフレンドリーなシステムであるべきだという一貫した立場。
それも、自分中心での!
これって、顧客の声を重視する従来型のマーケットからは出てこない発想です。
多分、ジョブズは、本当の天才だったのでしょうね。
いや、本当にそうなのかな・・・・・
ジョブズと言えば、例の熱狂的なプレゼンテーションが有名ですが、あれはものすごく念密に勝つ緻密に作り上げられたモノなのですね。
天才だったら、たとえばその場のアドリブで何とかしようと思うかなと思うのですが、彼は何度も何度もしつこいくらいにリハーサルを重ねて、ライティングの位置やタイミングまでも確認して決めていく。
商品企画段階では、クールで直観的なモノの判断をしますが、実際の商品化にあたっては一切の妥協を許さない。
それは、プレゼンテーションでもPR広告でも同じ。
・・・・・
これを読んで、今まではAppleの商品にあまり興味を持ってなかった私ですが、iPad2を買おうかなと思ってしまいました^^
Steve Jobs 本当に巨星落つといった感じでしょう。
この本を、今も多くの方々が読んでると思います。
いろいろな読み方ができる本だと、私は感じました。
きっと、賛否両論起きるでしょう。
ただ、Apple社が、いやSteve Jobsが世に出してきた商品たちは、これからも決してその魅力を失わないでしょう。
・・・・
そうそう、最後にもう一つ(笑)。
現実歪曲フィールド。
これは、技術者にとって脅威でもあり、でも熱意の表れだと思いました。
そして、ユーザーフレンドリーであるということは、クローズドシステムでこそ実現されるのか。
はたまた、オープンシステムで実現されるのか?
そもそも、「ユーザーフレンドリーである」ということは、どういうことか?
まだまだ書きたいこともありますが、私にとってこの本は、そういう問いかけを残しました。
by kuwahara_TRIZ
| 2011-11-19 16:23
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