TRIZツール③:多孔質利用原理、他 |
これで神様もようやく戻ってきそうですか(笑) → 神無月が終わるから・・・。
でも、早いですよね。今年も残すところあと2ヶ月。
皆様方は、今年の目標をどれくらいクリアできましたか?
私は・・・・(笑)。 ぼちぼちですかね(爆)
今日は、TRIZの発明原理から「多孔質原理」についてです。
多孔質利用原理とは、
・物体を多孔質にする、あるいは多孔質要素を追加、挿入、コーティングする。
・物体が既に多孔質である場合は、細孔を使用して有用な物質や機能を導入する。
とあります。
つまり、「物体に空隙を導入する」ことで、問題解決が出来ないかを考えよう!ということなのです。*これは、標準解のクラス5にも同じ提案が出てきます。
例えば、車を洗った後、水をきれいにふき取らないとウォータースポットが残ってしまいます。
これは、水をきれいにするためには大きな雑巾を使います。(→有用作用:物質の量、移動物体の面積)
でも大きくすると拭くときに重くなってしまいます。(→有害作用:移動物体の重量)
これを矛盾解決マトリックスで見てみると、「多孔質利用原理」が見つかります。
そうすると、雑巾をもっと多孔質にすることができないか?と考えて、乾いたスポンジで拭くとか、不繊布やセーム皮で拭くという事が思い浮かびそうです。
また余談ですが、この矛盾から出てくる発明原理の中で、パラメータ変更原理では「エアージェットによる乾燥」、機械的振動原理では「振動による水分落とし」などが追加で浮かびます。
多孔質原理は「重量」や「体積」に関する問題解決に使う場合が多く見受けられます。このことを知っておいて使うと良さそうですよ!
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