2011年 03月 21日
機械と人間のインタラクションについて・・・ |
昨日は、お約束通りほとんどPCを開きませんでした。
・・・ほとんどと言った理由は、いわゆるスマホは、たまに見てたから(笑)
スマホって、小型のPCと言えなくもないですからね。
でも、できるだけ見ないようにはしてましたが。
それで、なにをしていたかというと、「読書」。
都内の計画停電に関連して、私も少しでも節電しようと、出来るだけ無駄な電力はつかわないようにしようとしています。
電子力発電事故では、連日いろいろな事が報道されています。
報道されている内容的には扇状的なものもあれば、冷静な分析記事までいろいろな視点があります。
政府や東電の会見でも、基本的には良い方向に向かっているとの論調が主のように感じます。
私的には、対策が後手後手に回っている印象はあります。
もう少し、いろいろなオプションを事前に想定して対応すれば・・・という思いもありますが、実際に現場で作業されている方々は、臨機応変に、しかも危険を省みずにミッションを実行されているようで、本当に頭が下がります。
是非、安全に原子炉問題が収束することを期待しています。
*これについては、後日TRIZと絡めた詳細な記事を掲載する予定ですので、ここではふれませんが…。
その、システムと人間との間のインタラクションについてです。
機械は、様々な機能を身につけて「賢くなって」います。
例えば、自動車には、オートクルーズや燃料の電子制御、最近は衝突回避の機能まで。いわゆる衝突しない自動車の開発ですね。
これまで、人間は不完全の機械の問題を自らが補うべく、五感を働かせながらそれらの機械を扱ってきました。路面上をハンドルやタイヤ、ロードノイズなどから今の路面状況を判断し、適切なハンドル操作やアクセルワークを行ってきたわけです。
しかし、今では電動パワステの採用、タイヤノイズも小さいタイヤの採用、車内の気密性のアップに伴い車内環境はとても静かになりました。だから車内で、「クラシック音楽」が聞けちゃったりします。
これは、逆にいえば外部からの情報の遮断に伴い、自らが判断する情報を得られない状態だと言えますね。それらについては、自動車が主導権を持って制御している状態?
・・・・
なにがいいたいのかと言うと、この「運転」という行為の主導権を機械(自動車)と、人間(運転手)のどちらが握っているのか?ということが、未来の自動車を考える上で大切なことになりますし、ある意味では、重大事故を回避するための人間の知恵(創造性)を高めるヒントにつながるように感じました。
完全に機械が自立性を持ち、不具合に対処出来ればそれはそれでいいのでしょうが、実際には人間と機械のインタラクションの中で、実際の動作が行われています。
現時点では機械も人間の操作も不完全だと認識した上で、あくまでも主導権は、人間側が握っておくことが、突発事項に対しての処理の多様性を活かす方法なのではないかと感じた次第です。
・・・・
これって、自動車に限らず、社会インフラを構成しているいろいろなものに当てはまると思うのです。
ブラックボックス化して内容を知らなくても操作できる。しかし、地震などの外乱が発生したときの対応などは、やはりその中身をある程度知っておき、その状態に目配りする事が、対応を迅速にし、対応の多様性を発揮するためには必要な事ではないかと思いました。
水が流れる音、回転するモーターの音や振動・・・。
それらから得られる情報から、今なにが起きているかを判断する能力は、自分自身が機械に対する主導権を持っておく為に必要なのです。
では、また。
・・・ほとんどと言った理由は、いわゆるスマホは、たまに見てたから(笑)
スマホって、小型のPCと言えなくもないですからね。
でも、できるだけ見ないようにはしてましたが。
それで、なにをしていたかというと、「読書」。
都内の計画停電に関連して、私も少しでも節電しようと、出来るだけ無駄な電力はつかわないようにしようとしています。
電子力発電事故では、連日いろいろな事が報道されています。
報道されている内容的には扇状的なものもあれば、冷静な分析記事までいろいろな視点があります。
政府や東電の会見でも、基本的には良い方向に向かっているとの論調が主のように感じます。
私的には、対策が後手後手に回っている印象はあります。
もう少し、いろいろなオプションを事前に想定して対応すれば・・・という思いもありますが、実際に現場で作業されている方々は、臨機応変に、しかも危険を省みずにミッションを実行されているようで、本当に頭が下がります。
是非、安全に原子炉問題が収束することを期待しています。
*これについては、後日TRIZと絡めた詳細な記事を掲載する予定ですので、ここではふれませんが…。
その、システムと人間との間のインタラクションについてです。
機械は、様々な機能を身につけて「賢くなって」います。
例えば、自動車には、オートクルーズや燃料の電子制御、最近は衝突回避の機能まで。いわゆる衝突しない自動車の開発ですね。
これまで、人間は不完全の機械の問題を自らが補うべく、五感を働かせながらそれらの機械を扱ってきました。路面上をハンドルやタイヤ、ロードノイズなどから今の路面状況を判断し、適切なハンドル操作やアクセルワークを行ってきたわけです。
しかし、今では電動パワステの採用、タイヤノイズも小さいタイヤの採用、車内の気密性のアップに伴い車内環境はとても静かになりました。だから車内で、「クラシック音楽」が聞けちゃったりします。
これは、逆にいえば外部からの情報の遮断に伴い、自らが判断する情報を得られない状態だと言えますね。それらについては、自動車が主導権を持って制御している状態?
・・・・
なにがいいたいのかと言うと、この「運転」という行為の主導権を機械(自動車)と、人間(運転手)のどちらが握っているのか?ということが、未来の自動車を考える上で大切なことになりますし、ある意味では、重大事故を回避するための人間の知恵(創造性)を高めるヒントにつながるように感じました。
完全に機械が自立性を持ち、不具合に対処出来ればそれはそれでいいのでしょうが、実際には人間と機械のインタラクションの中で、実際の動作が行われています。
現時点では機械も人間の操作も不完全だと認識した上で、あくまでも主導権は、人間側が握っておくことが、突発事項に対しての処理の多様性を活かす方法なのではないかと感じた次第です。
・・・・
これって、自動車に限らず、社会インフラを構成しているいろいろなものに当てはまると思うのです。
ブラックボックス化して内容を知らなくても操作できる。しかし、地震などの外乱が発生したときの対応などは、やはりその中身をある程度知っておき、その状態に目配りする事が、対応を迅速にし、対応の多様性を発揮するためには必要な事ではないかと思いました。
水が流れる音、回転するモーターの音や振動・・・。
それらから得られる情報から、今なにが起きているかを判断する能力は、自分自身が機械に対する主導権を持っておく為に必要なのです。
では、また。
by kuwahara_TRIZ
| 2011-03-21 09:20
| 徒然草