2010年 04月 21日
鉄より強いプラスチック? |
今、今年の9月に開催されるTRIZシンポジウムへの発表内容を吟味しています。
昨年はパスしてしまったので、今年は復活します。
そのために、何をテーマにすべきかをいくつか候補を挙げて考え中…。
来月中旬が、申し込み締め切りなのでそれまでには大体の構成も含めてアウトラインを作っておかないとと思ってますがなかなか決断できない(涙)。これではGWも悩みながらPCに向かう事になりそうです。
さて、昨日の新聞に掲載されて、Twitter上でも話題になっていた「鉄より強いプラスチック」についてです。
Twitterは、昨年の12月位から始めて現在フォローしてくださっている方が500名を超えたところです。
中には、何千人とか何万人とかのフォロアーを誇っている方もたくさんいらっしゃいますが、私的にはそこまで多いと関連性を保てないでしょうね。ずぼらだから(笑)
で、フォロアーの方の傾向として、男女比は男7割、女性3割ってところでしょうか。
そして、コンサルタントやコーチなどを仕事としている方から企業の技術者、また地方でネットビジネスを企業されている方々などいろんな人がつぶやき合っています。混沌とした中にも、情報の流れが見えたり、自分で取捨選択する面白さはありますね。
・・・・
で、話をもとに戻して、「鉄の2倍から5倍の強度を持つプラスチック」が広島大学で開発されたとの事。
しかもしのプラスチックが、ポリプロピレン。いわゆるPPと言うやつでごくふつうに使われているプラスチックです。
通常のプラスチックは、ガラス繊維を入れ込む事で強度を上げるのですが、これは製法をみなして素材はそのままというところに大きな違いがあります。
「高温で溶かしたポリプロピレンを固まらないように(ここがみそか?)冷やして、一気に押しつぶす事で、糸状の高分子の鎖が一定方向にならんだ結晶になる」事で強度アップすると。
これを鉄の代わりに使うと、同じ強度にするために厚さは2倍になるが重さは4分の1で済むとの事。これからの自動車の燃費、特に電気自動車の走行距離の向上にとっては大きな朗報ですね。
ところで、ここでのポイントは、従来素材に手をつける(添加物を入れる)事で、強度を出していたものを、作り方を根本から見直す事で実現させた事は、とても面白いと思いました。
きっと、アイデア出しの段階では「そんなことしても無駄だよ…」という声が聞こえてきそうな方法です。
「どうやって固まらずに冷やすんだよ。」 多分、この部分が肝ではないかと踏んでいるのですが(笑)
アイデアを出す時には、批判しない。というか、批判は出尽くした後に行う事が原則です。
この場合も、分子鎖を背列できれば良いのでは?では、そのためにどうやろう。。。
という発想から、今の材料を変えることなく実現する方法を考えたはずです。
TRIZ的にみると、パラメータ変更原理と、高速実行原理の組合せと言う感じがします。
どのような矛盾があったのかは、この記事からだけではわかりませんが、とても興味のあるところです。
・・・・
そう言えば、例のアイスランドでの噴火の影響、気になりますね。
私は、大学が鹿児島だったので、桜島の灰に悩まされた覚えがあるだけに、その大変さはよくわかります。傘をさすと、「シャー」という音がするのですから。それに、雨が降ると固まって重い重い…。
ただ、あれでこれだけ大規模に飛行機が飛ばなくなるとは知りませんでした。
確かに、ケイ素の一種ですからとても硬くてジェットが吸込んだら大変だとは思うのですが…。
一刻も早い鎮静化を祈るばかりです。自然の前では、我々は無力ですから。
では、また。
昨年はパスしてしまったので、今年は復活します。
そのために、何をテーマにすべきかをいくつか候補を挙げて考え中…。
来月中旬が、申し込み締め切りなのでそれまでには大体の構成も含めてアウトラインを作っておかないとと思ってますがなかなか決断できない(涙)。これではGWも悩みながらPCに向かう事になりそうです。
さて、昨日の新聞に掲載されて、Twitter上でも話題になっていた「鉄より強いプラスチック」についてです。
Twitterは、昨年の12月位から始めて現在フォローしてくださっている方が500名を超えたところです。
中には、何千人とか何万人とかのフォロアーを誇っている方もたくさんいらっしゃいますが、私的にはそこまで多いと関連性を保てないでしょうね。ずぼらだから(笑)
で、フォロアーの方の傾向として、男女比は男7割、女性3割ってところでしょうか。
そして、コンサルタントやコーチなどを仕事としている方から企業の技術者、また地方でネットビジネスを企業されている方々などいろんな人がつぶやき合っています。混沌とした中にも、情報の流れが見えたり、自分で取捨選択する面白さはありますね。
・・・・
で、話をもとに戻して、「鉄の2倍から5倍の強度を持つプラスチック」が広島大学で開発されたとの事。
しかもしのプラスチックが、ポリプロピレン。いわゆるPPと言うやつでごくふつうに使われているプラスチックです。
通常のプラスチックは、ガラス繊維を入れ込む事で強度を上げるのですが、これは製法をみなして素材はそのままというところに大きな違いがあります。
「高温で溶かしたポリプロピレンを固まらないように(ここがみそか?)冷やして、一気に押しつぶす事で、糸状の高分子の鎖が一定方向にならんだ結晶になる」事で強度アップすると。
これを鉄の代わりに使うと、同じ強度にするために厚さは2倍になるが重さは4分の1で済むとの事。これからの自動車の燃費、特に電気自動車の走行距離の向上にとっては大きな朗報ですね。
ところで、ここでのポイントは、従来素材に手をつける(添加物を入れる)事で、強度を出していたものを、作り方を根本から見直す事で実現させた事は、とても面白いと思いました。
きっと、アイデア出しの段階では「そんなことしても無駄だよ…」という声が聞こえてきそうな方法です。
「どうやって固まらずに冷やすんだよ。」 多分、この部分が肝ではないかと踏んでいるのですが(笑)
アイデアを出す時には、批判しない。というか、批判は出尽くした後に行う事が原則です。
この場合も、分子鎖を背列できれば良いのでは?では、そのためにどうやろう。。。
という発想から、今の材料を変えることなく実現する方法を考えたはずです。
TRIZ的にみると、パラメータ変更原理と、高速実行原理の組合せと言う感じがします。
どのような矛盾があったのかは、この記事からだけではわかりませんが、とても興味のあるところです。
・・・・
そう言えば、例のアイスランドでの噴火の影響、気になりますね。
私は、大学が鹿児島だったので、桜島の灰に悩まされた覚えがあるだけに、その大変さはよくわかります。傘をさすと、「シャー」という音がするのですから。それに、雨が降ると固まって重い重い…。
ただ、あれでこれだけ大規模に飛行機が飛ばなくなるとは知りませんでした。
確かに、ケイ素の一種ですからとても硬くてジェットが吸込んだら大変だとは思うのですが…。
一刻も早い鎮静化を祈るばかりです。自然の前では、我々は無力ですから。
では、また。
by kuwahara_TRIZ
| 2010-04-21 17:05
| TRIZ