2010年 02月 09日
新製品ヒット率を見て:日経新聞2月9日発行 |
今日は、湿っぽくて生温かい天気でしたね。
なんとなく、某大学へ引越す時の事を思い出すような天気でした。
あの日も、こんな感じで雨交じりで…。もう30年近く前の事なんですけどね。。。
今年の梅はこんな感じで、ぽつぽつと咲き始めました。
昨年まで、結構放任主義(笑)で枝が伸び放題だったので、今年は少しの枝に少しだけの花って感じです。
・・・良く言えば水墨画的となるのでしょうか(笑)
さて、今日の日経新聞に「商品ヒット率2割切る」という話題がありました。
でも一方で「新製品の数増えた」が34%で、この不況下でも開発意欲は衰えずという中見出しがついてます。
ヒット率と言うのは「過去2年以内に発売された商品を対象に、売り上げが予想通り以上だったものの割合」だそうです。
ですから、市場からの視点でのヒットと言うより、企業サイドからのヒットとでも言えるでしょうか。
新製品ヒット率の表が付いているのですが、ちなみに、多くの企業が出した新製品の5分(ぶ)以下(5/100)が、予想売上の40%~50%だと伝えています。
つまり、市場に出した商品のうち、約90%の企業が予算の50%以下の売り上げしか上げられず、残りの約10%の企業が新製品の5割で予算どおりかそれ以上だったと答えています。
*文を修正しました。
これから見ても、新製品を上市することのリスクはかなり高く、その原因がマーケット側にあるのか、技術側にあるのかはわかりませんが、私的にはやはり市場との対話不足、自社の戦略不足なのではと感じました。
要は、安易に商品企画を立てて、開発するという無駄な事をやってないかと言うこと。
*きびし~い(笑)
・・・・
もちろん、アンテナ商品的なものもあるでしょうから、すべてが無駄だとは思いませんし、必要だと思います。
ハインリッヒの法則を裏返して考えると1つの大ヒットの裏には、300もの小ぶりなヒットが必要なのですから、そういう意味では5/100と言うのは、悪くはない数字かもしれませんね。
・・・・
一方で、過去2年間に開発した商品の数は、「増えた」と答えた企業が約1/3強と、前回の調査を10%以上も上回ったそうです。
これは、企業が生き残りをかけて、新商品の開発に力を入れていることの表れだと感じました。同様に、開発費も増えてますから。
ただ、こういう時代だからこそ、外部の力を利用することが、新製品ヒット率を上げることに寄与しないのかとも感じました。
時代はオープン化と多様化を求めています。
その文脈の中で、他社とのアライアンスもさることながら、新しい方法論で今までの自分達の開発スタイルやマーケティングスタイルを変えてみる事も、意味がないことではないのでは?
QFDで市場ニーズを捕まえて、TRIZでアイデアを出す。そしてそれを品質工学で安定化設計し、出来るだけ故障の少ない商品を世に問う。
そのために、我々はみなさまのお役に立ちたいと切に望んでおります。
・・・・
最後は、宣伝みたいになっちゃったけど(笑)
実際に、株式会社コガネイ様の電磁バルブなどは、そういう流れの中で画期的商品が生まれたのですから。
では、また!
なんとなく、某大学へ引越す時の事を思い出すような天気でした。
あの日も、こんな感じで雨交じりで…。もう30年近く前の事なんですけどね。。。
今年の梅はこんな感じで、ぽつぽつと咲き始めました。
昨年まで、結構放任主義(笑)で枝が伸び放題だったので、今年は少しの枝に少しだけの花って感じです。
・・・良く言えば水墨画的となるのでしょうか(笑)
さて、今日の日経新聞に「商品ヒット率2割切る」という話題がありました。
でも一方で「新製品の数増えた」が34%で、この不況下でも開発意欲は衰えずという中見出しがついてます。
ヒット率と言うのは「過去2年以内に発売された商品を対象に、売り上げが予想通り以上だったものの割合」だそうです。
ですから、市場からの視点でのヒットと言うより、企業サイドからのヒットとでも言えるでしょうか。
新製品ヒット率の表が付いているのですが、ちなみに、多くの企業が出した新製品の5分(ぶ)以下(5/100)が、予想売上の40%~50%だと伝えています。
つまり、市場に出した商品のうち、約90%の企業が予算の50%以下の売り上げしか上げられず、残りの約10%の企業が新製品の5割で予算どおりかそれ以上だったと答えています。
*文を修正しました。
これから見ても、新製品を上市することのリスクはかなり高く、その原因がマーケット側にあるのか、技術側にあるのかはわかりませんが、私的にはやはり市場との対話不足、自社の戦略不足なのではと感じました。
要は、安易に商品企画を立てて、開発するという無駄な事をやってないかと言うこと。
*きびし~い(笑)
・・・・
もちろん、アンテナ商品的なものもあるでしょうから、すべてが無駄だとは思いませんし、必要だと思います。
ハインリッヒの法則を裏返して考えると1つの大ヒットの裏には、300もの小ぶりなヒットが必要なのですから、そういう意味では5/100と言うのは、悪くはない数字かもしれませんね。
・・・・
一方で、過去2年間に開発した商品の数は、「増えた」と答えた企業が約1/3強と、前回の調査を10%以上も上回ったそうです。
これは、企業が生き残りをかけて、新商品の開発に力を入れていることの表れだと感じました。同様に、開発費も増えてますから。
ただ、こういう時代だからこそ、外部の力を利用することが、新製品ヒット率を上げることに寄与しないのかとも感じました。
時代はオープン化と多様化を求めています。
その文脈の中で、他社とのアライアンスもさることながら、新しい方法論で今までの自分達の開発スタイルやマーケティングスタイルを変えてみる事も、意味がないことではないのでは?
QFDで市場ニーズを捕まえて、TRIZでアイデアを出す。そしてそれを品質工学で安定化設計し、出来るだけ故障の少ない商品を世に問う。
そのために、我々はみなさまのお役に立ちたいと切に望んでおります。
・・・・
最後は、宣伝みたいになっちゃったけど(笑)
実際に、株式会社コガネイ様の電磁バルブなどは、そういう流れの中で画期的商品が生まれたのですから。
では、また!
by kuwahara_TRIZ
| 2010-02-09 15:56
| 仕事のやり方