2009年 07月 16日
これもある意味「新結合」?:堕落論 |
最近、ビジネス書を読むのが、苦痛になってきました。
・・・まぁ、読んではいますけど。ちょっと食傷気味・・・(涙)
過去にも書きましたが、私の場合仕事関係の本が6-7割、歴史などの教養物が2割くらい、その他の文芸書が1割くらいだったのですが、最近では、ビジネス書の割合が5割は完全に切ってるかも(笑)
まぁ、短期的に有効と思われるもののウエイトを重くして、中長期的な視点での知識や教養をそれなりの割合で配合しながらというのが、その理由だったのですが。
・・・でも、なんか・・・つらい。(苦笑)
ってわけでもないのですが、おのずと歴史ものや哲学関係の本が増えてきたように感じます。
先日も、なにはともなく本屋に行ったら、集英社の文庫本が平積みしてあって、その中から思わず買ったのが坂口安吾の「堕落論」
で、表紙がこれ(笑)
すごくないですか?
普通だったら、絶対に「堕落論」なんて思わないし…
というか、買わないし。
あ、マンガじゃありませんからね。中身は本物の文庫本です。
・・・
まぁ、買っちゃったってことは集英社の戦略に載せられたということですが(笑)
たまたま、Yahoo観てたら、同じような話題がありましたので、これも一種のシンクロでしょうか?
AKB系の表紙をつけた文庫本が売れてるらしいです。
本の内容と、表紙のインパクトの差。
これもシュンペーターの言うところのイノベーションの定義「新結合」と解釈することもできますね。
これを企画した人って、売れるって思ったのでしょうか??
で、当の堕落論ですが、、、
「堕落自体は常につまらぬものであり、悪であるにすぎないけれども、堕落の持つ性格の一つには孤独という偉大なる人間の実相が厳として存在している。すなわち堕落は常に孤独なものであり、他の人々に見捨てられ、父母にまで見捨てられ、ただ自らに頼る以外にすべのない宿命を帯びている。」
「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うこともできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外に人間を救う便利な近道はない。」
「堕落すべき時は、まっとうにまっさかさまに落ちなければならない。…」
なかなか、やるなって感じです。
そういえば、今年は太宰の生誕100年ということで、人間失格なんてのもありました。
久々に読んでみようかな(笑)
では!
・・・まぁ、読んではいますけど。ちょっと食傷気味・・・(涙)
過去にも書きましたが、私の場合仕事関係の本が6-7割、歴史などの教養物が2割くらい、その他の文芸書が1割くらいだったのですが、最近では、ビジネス書の割合が5割は完全に切ってるかも(笑)
まぁ、短期的に有効と思われるもののウエイトを重くして、中長期的な視点での知識や教養をそれなりの割合で配合しながらというのが、その理由だったのですが。
・・・でも、なんか・・・つらい。(苦笑)
ってわけでもないのですが、おのずと歴史ものや哲学関係の本が増えてきたように感じます。
先日も、なにはともなく本屋に行ったら、集英社の文庫本が平積みしてあって、その中から思わず買ったのが坂口安吾の「堕落論」
で、表紙がこれ(笑)
すごくないですか?
普通だったら、絶対に「堕落論」なんて思わないし…
というか、買わないし。
あ、マンガじゃありませんからね。中身は本物の文庫本です。
・・・
まぁ、買っちゃったってことは集英社の戦略に載せられたということですが(笑)
たまたま、Yahoo観てたら、同じような話題がありましたので、これも一種のシンクロでしょうか?
AKB系の表紙をつけた文庫本が売れてるらしいです。
本の内容と、表紙のインパクトの差。
これもシュンペーターの言うところのイノベーションの定義「新結合」と解釈することもできますね。
これを企画した人って、売れるって思ったのでしょうか??
で、当の堕落論ですが、、、
「堕落自体は常につまらぬものであり、悪であるにすぎないけれども、堕落の持つ性格の一つには孤独という偉大なる人間の実相が厳として存在している。すなわち堕落は常に孤独なものであり、他の人々に見捨てられ、父母にまで見捨てられ、ただ自らに頼る以外にすべのない宿命を帯びている。」
「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うこともできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外に人間を救う便利な近道はない。」
「堕落すべき時は、まっとうにまっさかさまに落ちなければならない。…」
なかなか、やるなって感じです。
そういえば、今年は太宰の生誕100年ということで、人間失格なんてのもありました。
久々に読んでみようかな(笑)
では!
by kuwahara_TRIZ
| 2009-07-16 17:38
| 書籍紹介