2009年 01月 12日
年末から年初に読んだ本 |
今年の年末から年初にかけて読んだ本を紹介します。
*別にネタ切れではありませんので(笑)
①チーム・ダーウィン:熊平美香著:英知出版
・「学習する組織」だけが生き残るというサブタイトルで、ビジネスストーリー風に会社再建プロジェクトチームが、どのようにしてまとまっていき、成果を上げるのかを読みやすく書かれています。
まぁ、現実離れしたシーンもあるのですが、会社のビジョンの前に「自分のビジョン」を描くこと、そしてそれらをメンバーの人となりとともに理解し合うことで信頼感が生まれ、チームとして機能する。
など、日本的な発想でのチーム運営のヒントが隠されていました。
・また、チームリーダーに求められる要件も、スパイス的に表現されており、結構サクッと楽しく読めました。
リーダーとは、前線で引っ張るだけではなく、いわゆる「静かなリーダーシップ」もありだなと感じた次第です。
②会社を変える不合理のマネジメント:ポール・レンバーグ著:ダイヤモンド社
・変化の時代に業績を上げるため会社に変えるためには、発想の転換が必要だと説いています。
すなわち、合理的であるとは今までのやり方に則ってなんの疑問も持たずに行動をすることであり、常識的に行動することに他ならないのです。
・「不合理」という訳が何となく違和感があったのですが、「非常識」と近い意味合いととらえることで、著者が言わんとしていることが何となく理解できました。
それは、常識と言う安住の地にとどまることは、組織も人間も成長しない、あえて非常識的(不合理)にとらえることで、成長や変革のエンジンが得られるという主張です。
・快適ゾーンから抜け出すためのいくつかのヒントが、問題解決のヒントにもつながるなと。それは心理的惰性を打破することになるのだなと改めて確信した次第です。
③硫黄島に死す:城山三郎著:新潮文庫
・7つの短編集から構成されている言わずと知れた城山三郎さんの戦争を題材にした、人間の尊厳に関する本です。
・戦争関連の本は、結構リーダーシップとか戦略とかで参考になるものが多いのでたまに読むのですが、城山さんの本は一人一人の人間描写が素晴らしいので好きです。
この本も、戦争のむなしさや哀しさの中に、極限状態でのリーダーとしての振る舞いに、自分自身の小ささを感じました。
ただただ精進あるのみです。
④聖女の救済:東野圭吾著:文芸春秋刊
・言わずと知れた「ガリレオ」シリーズです(笑)
・こういう犯罪のトリックをどうやって考えるんだろう?そこにとても興味ありです。
それこそいろんな知識とひらめきを総動員して考えることはわかるんですけど、今回のトリックはねぇ…。
文中に出てくる「理論的には可能だけど、実際には不可能だろう。」という言葉に象徴されるように、なかなかおもしろく読みました。
たまには息抜きも必要ですから(爆笑)
⑤世界を制した「日本的発想」:志村幸雄著:講談社ブル-バックス
・日本人は「模倣は得意だが発想は苦手」という通説に対して、携帯電話やモノづくりでの例を挙げて、実は日本人は「発想大国なんだ!」という主張の本です。
・特に、模倣は歴史の必然であり、模倣も長ずれば立派な発明になり、そのために「工夫力」や「考案力」が今後も益々重要なスキルになるだろうと。
・・・・他にもあるのですが、またの機会に紹介しま~す。
では、急に寒くなってきたので風邪などひかないようにご自愛くださいね。
*別にネタ切れではありませんので(笑)
①チーム・ダーウィン:熊平美香著:英知出版
・「学習する組織」だけが生き残るというサブタイトルで、ビジネスストーリー風に会社再建プロジェクトチームが、どのようにしてまとまっていき、成果を上げるのかを読みやすく書かれています。
まぁ、現実離れしたシーンもあるのですが、会社のビジョンの前に「自分のビジョン」を描くこと、そしてそれらをメンバーの人となりとともに理解し合うことで信頼感が生まれ、チームとして機能する。
など、日本的な発想でのチーム運営のヒントが隠されていました。
・また、チームリーダーに求められる要件も、スパイス的に表現されており、結構サクッと楽しく読めました。
リーダーとは、前線で引っ張るだけではなく、いわゆる「静かなリーダーシップ」もありだなと感じた次第です。
②会社を変える不合理のマネジメント:ポール・レンバーグ著:ダイヤモンド社
・変化の時代に業績を上げるため会社に変えるためには、発想の転換が必要だと説いています。
すなわち、合理的であるとは今までのやり方に則ってなんの疑問も持たずに行動をすることであり、常識的に行動することに他ならないのです。
・「不合理」という訳が何となく違和感があったのですが、「非常識」と近い意味合いととらえることで、著者が言わんとしていることが何となく理解できました。
それは、常識と言う安住の地にとどまることは、組織も人間も成長しない、あえて非常識的(不合理)にとらえることで、成長や変革のエンジンが得られるという主張です。
・快適ゾーンから抜け出すためのいくつかのヒントが、問題解決のヒントにもつながるなと。それは心理的惰性を打破することになるのだなと改めて確信した次第です。
③硫黄島に死す:城山三郎著:新潮文庫
・7つの短編集から構成されている言わずと知れた城山三郎さんの戦争を題材にした、人間の尊厳に関する本です。
・戦争関連の本は、結構リーダーシップとか戦略とかで参考になるものが多いのでたまに読むのですが、城山さんの本は一人一人の人間描写が素晴らしいので好きです。
この本も、戦争のむなしさや哀しさの中に、極限状態でのリーダーとしての振る舞いに、自分自身の小ささを感じました。
ただただ精進あるのみです。
④聖女の救済:東野圭吾著:文芸春秋刊
・言わずと知れた「ガリレオ」シリーズです(笑)
・こういう犯罪のトリックをどうやって考えるんだろう?そこにとても興味ありです。
それこそいろんな知識とひらめきを総動員して考えることはわかるんですけど、今回のトリックはねぇ…。
文中に出てくる「理論的には可能だけど、実際には不可能だろう。」という言葉に象徴されるように、なかなかおもしろく読みました。
たまには息抜きも必要ですから(爆笑)
⑤世界を制した「日本的発想」:志村幸雄著:講談社ブル-バックス
・日本人は「模倣は得意だが発想は苦手」という通説に対して、携帯電話やモノづくりでの例を挙げて、実は日本人は「発想大国なんだ!」という主張の本です。
・特に、模倣は歴史の必然であり、模倣も長ずれば立派な発明になり、そのために「工夫力」や「考案力」が今後も益々重要なスキルになるだろうと。
・・・・他にもあるのですが、またの機会に紹介しま~す。
では、急に寒くなってきたので風邪などひかないようにご自愛くださいね。
by kuwahara_TRIZ
| 2009-01-12 17:38
| 書籍紹介