2006年 09月 22日
はさみが進化すると・・・ |
今週も仕事を終えて、無事に熊本に戻ってきました。(笑)
台風が過ぎ、彼岸を迎えて、さすがに涼しくなったように感じますね。
スーツを着ての移動も、あまり苦にならなくなってきましたし(笑)
さて、今日も、先日の新聞で見かけた優れものをTRIZの視点で・・・・・。
最近は、個人情報の保護に関してシュレッダーが普及してきましたね。
電動式の本格的なものから。手動(ハンドル)式の簡易版まで・・・。
きっと皆さん方の会社やご家庭にもあったりするのでは??
そのシュレッダーって、そもそも何のためにあるのでしょうか?
「書類を細かく切り裂くため」ですね。
では、書類を切り裂くために存在する基本的な道具は?
そう、「ナイフ(カッター)」を思い浮かべた方もいれば、「はさみ」と思った方もいらっしゃるのでは?
いずれも身近に存在する「書類を切り裂く」ための道具ですね。
それとシュレッダーの違いは?
シュレッダーは、「細かく」切り裂くことが出来ます。
はさみやカッターでは、細かく切り裂くためには「多くの作業」が必要になり、生産性が悪い。
つまりシュレッダーは、「細かく切り裂くことの生産性を上げたもの」といえます。
TRIZの進化の法則に、「モノーバイーポリへの進化」という考え方があります。
「システムは、複数システムの集合体へ進化し、さらに上位のシステムへ移行する」というトレンドです。
この視点に乗っかれば、ナイフ→はさみ→シュレッダーと行くはずなのですが、はさみからシュレッダーへの進化は少しキャズム(溝)あるように感じます。
ところが!!!!
ありました!!!
はさみの刃を複数組み合わせて、一回のせん断作業で比較的細かく切り裂くことができるものが!!!
そうすると、ナイフ(モノ系)→はさみ(バイ系)→複数はさみ(ポリ系)→シュレッダー(複合ポリ系)とつながりました。
また、この考え方には、重要な背景があります。
それは、モノ→バイ→ポリ・・・と進むことで、新しい機能を獲得する必要があるわけです。
でなければ、単なる組み合わせに過ぎないわけで、技術システムの進化とはいえませんね(笑)
この話、これで終わるには勿体ない気がします。
もう少しつなげて行きたいのですが、長くなりそうなので次回まで乞うご期待!!
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
台風が過ぎ、彼岸を迎えて、さすがに涼しくなったように感じますね。
スーツを着ての移動も、あまり苦にならなくなってきましたし(笑)
さて、今日も、先日の新聞で見かけた優れものをTRIZの視点で・・・・・。
最近は、個人情報の保護に関してシュレッダーが普及してきましたね。
電動式の本格的なものから。手動(ハンドル)式の簡易版まで・・・。
きっと皆さん方の会社やご家庭にもあったりするのでは??
そのシュレッダーって、そもそも何のためにあるのでしょうか?
「書類を細かく切り裂くため」ですね。
では、書類を切り裂くために存在する基本的な道具は?
そう、「ナイフ(カッター)」を思い浮かべた方もいれば、「はさみ」と思った方もいらっしゃるのでは?
いずれも身近に存在する「書類を切り裂く」ための道具ですね。
それとシュレッダーの違いは?
シュレッダーは、「細かく」切り裂くことが出来ます。
はさみやカッターでは、細かく切り裂くためには「多くの作業」が必要になり、生産性が悪い。
つまりシュレッダーは、「細かく切り裂くことの生産性を上げたもの」といえます。
TRIZの進化の法則に、「モノーバイーポリへの進化」という考え方があります。
「システムは、複数システムの集合体へ進化し、さらに上位のシステムへ移行する」というトレンドです。
この視点に乗っかれば、ナイフ→はさみ→シュレッダーと行くはずなのですが、はさみからシュレッダーへの進化は少しキャズム(溝)あるように感じます。
ところが!!!!
ありました!!!
はさみの刃を複数組み合わせて、一回のせん断作業で比較的細かく切り裂くことができるものが!!!
そうすると、ナイフ(モノ系)→はさみ(バイ系)→複数はさみ(ポリ系)→シュレッダー(複合ポリ系)とつながりました。
また、この考え方には、重要な背景があります。
それは、モノ→バイ→ポリ・・・と進むことで、新しい機能を獲得する必要があるわけです。
でなければ、単なる組み合わせに過ぎないわけで、技術システムの進化とはいえませんね(笑)
この話、これで終わるには勿体ない気がします。
もう少しつなげて行きたいのですが、長くなりそうなので次回まで乞うご期待!!
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
by kuwahara_TRIZ
| 2006-09-22 21:38
| TRIZ