2006年 03月 26日
サウナ室で本を読みたい!:マイクロミストサウナ |
いよいよ桜の季節になりました。
もう、お花見などされた方々も多いのでは?
熊本の桜も結構開いてきましたよ(嬉)
さて、今日の朝日新聞「be on Sunday」に、「本も濡れず優しい肌触り」という「マイクロミストサウナ」の記事が載っていました。
「サウナといえば、熱さを我慢しながら汗を流すのが一般的だが最近は霧のような温水でじっくりとくつろぐミストサウナの人気も高まっている。霧の中で本を読めればもっとゆっくり楽しんでもらえる・・・<後略>」というわけで、そういう商品が出たのです!
その名も「マイクロミストサウナ」
噴き出すのは直径1マイクロ未満の暖かい水滴で、従来の100分の1の大きさ。
これがポイントで、噴き出されるとすぐに蒸発するので本が濡れないのだそうです。
「サウナをもっと楽しむために中で本を読めたらうれしい。」
「でも、ミストサウナだと本が濡れてしまう。」
ここでの概略矛盾は
「身体を温めるためにたくさんのミストを使うと本が濡れてしまう。」
でしょうか・・・。
改善する特性は「移動物体の体積」や「温度」といったところになりそうです。
それに伴って悪化する特性は「物体が発する有害要因」
この問題を解決するための発明原理を矛盾解決マトリックスから探すと「他次元移行原理」「分離原理」「複合材料原理」「分割原理」がありました。
分割原理の発想で、「ミストを更に細かくしてみる。」
分離原理の発想で、「細かくすると本に水滴が近づく前に蒸発させられそう・・・・?」
これで問題解決の方向性(コンセプトが決まりました。
後は、このマイクロミストをどう実現するかです。
新聞には「ノズルから温水を噴霧、高速回転するファンに当てて更に水滴を細かく砕く。それを直径1マイクロメートル未満のフィルターを通す・・・」
「ただ、ファンで小さくしても噴き出し口までの距離によっては水滴がくっ付いて大きくなってしまう・・・」
という事はここに、このシステム実現のポイントがありそうです。
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
もう、お花見などされた方々も多いのでは?
熊本の桜も結構開いてきましたよ(嬉)
さて、今日の朝日新聞「be on Sunday」に、「本も濡れず優しい肌触り」という「マイクロミストサウナ」の記事が載っていました。
「サウナといえば、熱さを我慢しながら汗を流すのが一般的だが最近は霧のような温水でじっくりとくつろぐミストサウナの人気も高まっている。霧の中で本を読めればもっとゆっくり楽しんでもらえる・・・<後略>」というわけで、そういう商品が出たのです!
その名も「マイクロミストサウナ」
噴き出すのは直径1マイクロ未満の暖かい水滴で、従来の100分の1の大きさ。
これがポイントで、噴き出されるとすぐに蒸発するので本が濡れないのだそうです。
「サウナをもっと楽しむために中で本を読めたらうれしい。」
「でも、ミストサウナだと本が濡れてしまう。」
ここでの概略矛盾は
「身体を温めるためにたくさんのミストを使うと本が濡れてしまう。」
でしょうか・・・。
改善する特性は「移動物体の体積」や「温度」といったところになりそうです。
それに伴って悪化する特性は「物体が発する有害要因」
この問題を解決するための発明原理を矛盾解決マトリックスから探すと「他次元移行原理」「分離原理」「複合材料原理」「分割原理」がありました。
分割原理の発想で、「ミストを更に細かくしてみる。」
分離原理の発想で、「細かくすると本に水滴が近づく前に蒸発させられそう・・・・?」
これで問題解決の方向性(コンセプトが決まりました。
後は、このマイクロミストをどう実現するかです。
新聞には「ノズルから温水を噴霧、高速回転するファンに当てて更に水滴を細かく砕く。それを直径1マイクロメートル未満のフィルターを通す・・・」
「ただ、ファンで小さくしても噴き出し口までの距離によっては水滴がくっ付いて大きくなってしまう・・・」
という事はここに、このシステム実現のポイントがありそうです。
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです。
by kuwahara_TRIZ
| 2006-03-26 12:23
| TRIZ