2005年 12月 02日
IMのTRIZシンポジウムin琵琶湖での印象 |
IMユーザーシンポジウム琵琶湖2005に行ってきました。
いろいろな企業でTRIZを普及させ、企業に利益をもたらす仕組みを作ろうと日々努力している技術者と、われわれとの間で2日間、いろいろな話が出来ました。
日本にTRIZが紹介されて足掛け9年です。
1996年に日経メカニカルで「超発明術TRIZ」と紹介されて以来、「TRIZ使うと良いアイデアが出せるだってね!」という、ある意味名誉(?)な偏見をいただきながら、ここに来てやっとこさ「TRIZは問題解決の思考法なんだ!」という認識が生まれてきつつあります。
それも、幾つかの有名企業でTRIZを使った問題解決が実際に行われ、大きな成果を生み出していることが徐々に明らかになってきたからなのです。
今年のシンポジウムでもそのような企業からの事例発表がされて、夜の部でも活発な意見交換がありました。私も、それらの企業のお手伝いをさせていただいておりますから、本当にうれしい瞬間です(笑)。
でも、この2日間の内容を見てて思ったね・・・・・。
こういう手法に関する情報の共有は難しい・・・・・。
だって、本当にいい物って、他人に教える?
他人に教えるためには、
・自慢したい。
・優越感に浸りたい。
という目的があるわけですが、それも「どうせ、今の君達には出来ないだろうけどね!」という、良い意味での余裕が必要ですから。
今回の発表企業は、そのような自負心があって公表したと思うのです。
もっともっと、手の内を「チラリ!」と見せる気概を持った企業が現れてくれると、IM-TRIZシンポももっと盛り上がりそう!
また、TRIZを使うことは手段であって、目的ではありません。
目的は、「良い(売れる)商品」を実現することです。
それを、どのようなプロセスで開発しようが消費者は知ったことじゃない。
「これって、TRIZで開発したらしいよぉ」
「へぇ~、じゃ買ってみようかな?」
なんて、今は決してなりませんから!!!!!! 間違いない!!(ピン芸人合わせ技で、古くてすいません・・・(笑))
でも、ここで少し。
TRIZを使ったという事は、その前商品が持っていた背反的な問題(これを工学的矛盾と言います。)を、出来る限り妥協せずに解決できているということなのです。だから、使うほうにとってみれば、「快適さ」や「信頼性」が高まっているはずなのです。
日本中にこのようなTRIZの効用の認知度を上げて、「何でもTRIZ!」っていう感じの新商品コマーシャルが流れている状態になると、TRIZシンポが盛大に行われるでしょう!
さぁ、明日は次男のサッカーの試合のため、北九州に行きます。
なんと、朝6時に出発なんだなこれが!!!
これから大阪から熊本飛んで、付くのは9時・・・。
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見や感想などありましたら、コメントをいただけるとうれしいです!
必ずご返事は差し上げます。
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日本にTRIZが紹介されて足掛け9年です。
1996年に日経メカニカルで「超発明術TRIZ」と紹介されて以来、「TRIZ使うと良いアイデアが出せるだってね!」という、ある意味名誉(?)な偏見をいただきながら、ここに来てやっとこさ「TRIZは問題解決の思考法なんだ!」という認識が生まれてきつつあります。
それも、幾つかの有名企業でTRIZを使った問題解決が実際に行われ、大きな成果を生み出していることが徐々に明らかになってきたからなのです。
今年のシンポジウムでもそのような企業からの事例発表がされて、夜の部でも活発な意見交換がありました。私も、それらの企業のお手伝いをさせていただいておりますから、本当にうれしい瞬間です(笑)。
でも、この2日間の内容を見てて思ったね・・・・・。
こういう手法に関する情報の共有は難しい・・・・・。
だって、本当にいい物って、他人に教える?
他人に教えるためには、
・自慢したい。
・優越感に浸りたい。
という目的があるわけですが、それも「どうせ、今の君達には出来ないだろうけどね!」という、良い意味での余裕が必要ですから。
今回の発表企業は、そのような自負心があって公表したと思うのです。
もっともっと、手の内を「チラリ!」と見せる気概を持った企業が現れてくれると、IM-TRIZシンポももっと盛り上がりそう!
また、TRIZを使うことは手段であって、目的ではありません。
目的は、「良い(売れる)商品」を実現することです。
それを、どのようなプロセスで開発しようが消費者は知ったことじゃない。
「これって、TRIZで開発したらしいよぉ」
「へぇ~、じゃ買ってみようかな?」
なんて、今は決してなりませんから!!!!!! 間違いない!!(ピン芸人合わせ技で、古くてすいません・・・(笑))
でも、ここで少し。
TRIZを使ったという事は、その前商品が持っていた背反的な問題(これを工学的矛盾と言います。)を、出来る限り妥協せずに解決できているということなのです。だから、使うほうにとってみれば、「快適さ」や「信頼性」が高まっているはずなのです。
日本中にこのようなTRIZの効用の認知度を上げて、「何でもTRIZ!」っていう感じの新商品コマーシャルが流れている状態になると、TRIZシンポが盛大に行われるでしょう!
さぁ、明日は次男のサッカーの試合のため、北九州に行きます。
なんと、朝6時に出発なんだなこれが!!!
これから大阪から熊本飛んで、付くのは9時・・・。
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by kuwahara_TRIZ
| 2005-12-02 19:11
| TRIZ