2005年 11月 17日
報道に関する矛盾の解決策? |
今朝のTVニュースで知ったのですが、50年前に比べて紅葉の時期が約半月ほど遅くなっているそうですね。
これも地球温暖化の影響でしょうか?
50年というスパンが地球規模での変動においてどのような意味を持つのかがポイントでしょうが・・・。でも、昨今の台風の凶暴化といい、紅葉時期の遅れといい、なんとなく不気味な感じはしますね。
実は私は、こういうことに結構「鈍感(笑)」でして、これまではあまり気にしていなかったのです。
でも、子供達、孫達(まだ居ませんが(笑))そのまた孫達・・・・にとって、この地球がいつまでも住みよくあるように我々は努力が必要ですね!
さて、昨日の日経夕刊で「報道の自由と被害者のプライバシー」についての小谷真生子さんの意見がありました。
「報道の自由の名の元に、被害者のプライバシーが「事件とは全く関係の無いところ」まで掘り起こされることが最近多いように感じます。<後略>」といった内容で、とても共感できる内容でした。
加害者側については、その事件の背景や動機を抽出する上で、あまり仕方ない部分もあるのですが(私は、それでも「やりすぎ」のところが多いと感じていますが。)、被害者に無条件にマイクを向ける神経はいかがなものかと・・・。
でも、視聴者としてはそれを望んでいる(と言われています。)。
ここには、深い「矛盾」が存在します。
「(ジャーナリストは)知らせたいけど、知らせたくはない。」
技術的な問題ではないけど、物理的矛盾です。
物理的矛盾を解決する手段は、
①空間で分離する。
②時間で分離する。
③システムと構成要素で分離する。
④上位システムへ移行する。
の4つの原則が基本です。
「①空間で分離する。」で考えると、やはり「知らせるべき範囲を明確に定義して、知らせるべきところは完全にオープンに、そうでないところはプライバシーにする。」という事に尽きます。また、「オープンにする場所(例えば、裁判所)でのみ情報を公開し、それ以外ではクローズとする」などもありそうですね。
「②時間で分離する。」で考えると、「犯罪の真相解決を見極めながら、初期にオープンにするべきことを出していく」という事になりそうです。
「④上位システムへの移行」は、「犯罪そのものの存在が問題だから、犯罪を無くす社会を早く作る。そのためには・・・」というロジックになります。
一見すると、④は問題のすり替えのように感じますが、TRIZではこのような思考をIFR(究極の理想解)として大切にします。
皆さんも、何か良いアイデアが浮かんだら、教えてくださいね!
本日もお読みいただいてありがとうございます。
ご意見や感想などありましたら、コメントをいただけるとうれしいです!
必ずご返事は差し上げます。
皆さんの応援が私の力です!是非クリックをお願いします!
これも地球温暖化の影響でしょうか?
50年というスパンが地球規模での変動においてどのような意味を持つのかがポイントでしょうが・・・。でも、昨今の台風の凶暴化といい、紅葉時期の遅れといい、なんとなく不気味な感じはしますね。
実は私は、こういうことに結構「鈍感(笑)」でして、これまではあまり気にしていなかったのです。
でも、子供達、孫達(まだ居ませんが(笑))そのまた孫達・・・・にとって、この地球がいつまでも住みよくあるように我々は努力が必要ですね!
さて、昨日の日経夕刊で「報道の自由と被害者のプライバシー」についての小谷真生子さんの意見がありました。
「報道の自由の名の元に、被害者のプライバシーが「事件とは全く関係の無いところ」まで掘り起こされることが最近多いように感じます。<後略>」といった内容で、とても共感できる内容でした。
加害者側については、その事件の背景や動機を抽出する上で、あまり仕方ない部分もあるのですが(私は、それでも「やりすぎ」のところが多いと感じていますが。)、被害者に無条件にマイクを向ける神経はいかがなものかと・・・。
でも、視聴者としてはそれを望んでいる(と言われています。)。
ここには、深い「矛盾」が存在します。
「(ジャーナリストは)知らせたいけど、知らせたくはない。」
技術的な問題ではないけど、物理的矛盾です。
物理的矛盾を解決する手段は、
①空間で分離する。
②時間で分離する。
③システムと構成要素で分離する。
④上位システムへ移行する。
の4つの原則が基本です。
「①空間で分離する。」で考えると、やはり「知らせるべき範囲を明確に定義して、知らせるべきところは完全にオープンに、そうでないところはプライバシーにする。」という事に尽きます。また、「オープンにする場所(例えば、裁判所)でのみ情報を公開し、それ以外ではクローズとする」などもありそうですね。
「②時間で分離する。」で考えると、「犯罪の真相解決を見極めながら、初期にオープンにするべきことを出していく」という事になりそうです。
「④上位システムへの移行」は、「犯罪そのものの存在が問題だから、犯罪を無くす社会を早く作る。そのためには・・・」というロジックになります。
一見すると、④は問題のすり替えのように感じますが、TRIZではこのような思考をIFR(究極の理想解)として大切にします。
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by kuwahara_TRIZ
| 2005-11-17 18:12
| TRIZ