2011年 09月 11日
第7回TRIZシンポジウムに参加してきました。 |
先先週やっと秋めいてきたと思ったら、先週は残暑が厳しかったですね。
まぁ、少しづつ秋の気配は感じますが…(汗)
先週は第7回目のTRIZシンポジウムが新横浜の東芝研修センターで開催されました。
今年は、諸般の影響からか海外からの参加者が激減し、120名位の規模での開催でした。
今回は、初日がセミナーセッションと称して、TRIZ初心者から専門家までを対象としたセミナー形式での勉強会が開催され、2-3日目がいわゆるプレゼンテーション形式のシンポジウムでした。
私は初日は参加できませんでしたが、2-3日目と参加してきました。
それにしても、毎回同じような顔ぶれが集まるので、まるで年に1度の「同窓会?(笑)」みたいな雰囲気ではあります。
名刺を持っていかなくても良い分、楽かな? なんちゃって(笑)
今年は私は発表しませんでした。
これまで毎年やってきたので、ちょっとここら辺で休憩というわけでもありませんが、来年に向けてネタを仕込中です^^
発表の内容は、日本TRIZ協会のHPを参照してください。→ 「日本TRIZ協会」で検索していただければ、すぐに出ます。
2日間で約30件の発表が行われましたから、聞く方も結構大変ですよね…(汗)
今回の2つの基調講演、1つめはロシアのTRIZマスターSimon Litvinの「ビジネスの課題を技術問題に結びつける」というものでした。
当然英語でのプレゼンでしたので、英語の苦手な私にはほとんど聞き取れませんでしたが(汗)、幸い手元には和訳された資料があるので内容は大体理解できました。
要約すると、現在はこれまでよりもっとドラスティックな改良=イノベーション?が求められている。そのために、より上位の=ビジネス上での課題に対するアイデアが求められている。
それの一つの視点が顧客視点に立った魅力的価値ともいえるMPV(Main Paramaters of Value)の定義である。
MPVをいかに実現するか、つまりビジネス課題を技術課題に落とし込む一連の流れの中でTRIZをどのように使用すればいいのかといった講演内容だったと思います。
内容は総じてアグリーなんですが、個人的には「考えるには大きすぎる」「複雑すぎる」なんてことはないのかなとも感じました。
もちろんそれを導くコンサルタントの技量が問われるのでしょうが…。
2つ目は、株式会社経営技法の鈴木俊介さんの「等価変換理論 その思考プロセスと適用」でした。
こちらは、当然日本語の講演でしたので、ほぼ確実に理解できました。
等価変換理論とは、創造性教育に親しんだ人でもあまり聞いたことがないかもしれませんね。
元同志社大学の故市川亀久彌博士が提唱した創造性理論で、古今東西の発明家たちの思考プロセスや、自然界の進化や変態に潜む共通法則を活用して問題解決(発明)につなげようというものです。
このように書くと、TRIZとの親和性がとても高く感じませんか?
私も、5年ほど前にこの等価変換理論を勉強したときに、TRIZの究極の理想解の考え方にも似てるなぁと思ったのです。
まぁ、実際に使うには、解決したい問題のヒントの発見と、それらの等価性の発見という2つのハードルがあるなと改めて感じましたが、それはTRIZの究極の理想解でも同じです。
結局は、アナロジーの訓練など、常日頃から創造性へのアンテナを張っておくことが必要なのだと思います。
これらの詳細は弊社(株式会社アイデア)のHPにももう少し詳細な速報をアップしていますので、そちらも合わせてご覧いただけると幸いです。→ 「株式会社アイデア」で検索してください。
・・・・・
というわけで恒例のシンポジウムが終わって、今週もあちこち飛びます。
まだまだ、残暑も続くようです。
体調に注意して頑張りましょう。 では、また!
まぁ、少しづつ秋の気配は感じますが…(汗)
先週は第7回目のTRIZシンポジウムが新横浜の東芝研修センターで開催されました。
今年は、諸般の影響からか海外からの参加者が激減し、120名位の規模での開催でした。
今回は、初日がセミナーセッションと称して、TRIZ初心者から専門家までを対象としたセミナー形式での勉強会が開催され、2-3日目がいわゆるプレゼンテーション形式のシンポジウムでした。
私は初日は参加できませんでしたが、2-3日目と参加してきました。
それにしても、毎回同じような顔ぶれが集まるので、まるで年に1度の「同窓会?(笑)」みたいな雰囲気ではあります。
名刺を持っていかなくても良い分、楽かな? なんちゃって(笑)
今年は私は発表しませんでした。
これまで毎年やってきたので、ちょっとここら辺で休憩というわけでもありませんが、来年に向けてネタを仕込中です^^
発表の内容は、日本TRIZ協会のHPを参照してください。→ 「日本TRIZ協会」で検索していただければ、すぐに出ます。
2日間で約30件の発表が行われましたから、聞く方も結構大変ですよね…(汗)
今回の2つの基調講演、1つめはロシアのTRIZマスターSimon Litvinの「ビジネスの課題を技術問題に結びつける」というものでした。
当然英語でのプレゼンでしたので、英語の苦手な私にはほとんど聞き取れませんでしたが(汗)、幸い手元には和訳された資料があるので内容は大体理解できました。
要約すると、現在はこれまでよりもっとドラスティックな改良=イノベーション?が求められている。そのために、より上位の=ビジネス上での課題に対するアイデアが求められている。
それの一つの視点が顧客視点に立った魅力的価値ともいえるMPV(Main Paramaters of Value)の定義である。
MPVをいかに実現するか、つまりビジネス課題を技術課題に落とし込む一連の流れの中でTRIZをどのように使用すればいいのかといった講演内容だったと思います。
内容は総じてアグリーなんですが、個人的には「考えるには大きすぎる」「複雑すぎる」なんてことはないのかなとも感じました。
もちろんそれを導くコンサルタントの技量が問われるのでしょうが…。
2つ目は、株式会社経営技法の鈴木俊介さんの「等価変換理論 その思考プロセスと適用」でした。
こちらは、当然日本語の講演でしたので、ほぼ確実に理解できました。
等価変換理論とは、創造性教育に親しんだ人でもあまり聞いたことがないかもしれませんね。
元同志社大学の故市川亀久彌博士が提唱した創造性理論で、古今東西の発明家たちの思考プロセスや、自然界の進化や変態に潜む共通法則を活用して問題解決(発明)につなげようというものです。
このように書くと、TRIZとの親和性がとても高く感じませんか?
私も、5年ほど前にこの等価変換理論を勉強したときに、TRIZの究極の理想解の考え方にも似てるなぁと思ったのです。
まぁ、実際に使うには、解決したい問題のヒントの発見と、それらの等価性の発見という2つのハードルがあるなと改めて感じましたが、それはTRIZの究極の理想解でも同じです。
結局は、アナロジーの訓練など、常日頃から創造性へのアンテナを張っておくことが必要なのだと思います。
これらの詳細は弊社(株式会社アイデア)のHPにももう少し詳細な速報をアップしていますので、そちらも合わせてご覧いただけると幸いです。→ 「株式会社アイデア」で検索してください。
・・・・・
というわけで恒例のシンポジウムが終わって、今週もあちこち飛びます。
まだまだ、残暑も続くようです。
体調に注意して頑張りましょう。 では、また!
by kuwahara_TRIZ
| 2011-09-11 16:26
| TRIZ