2010年 06月 18日
新しい仕組み作りへの努力 |
いよいよ梅雨本番という感じになりました。
九州は、今日明日大雨に対する厳重な注意が必要なようです。
さて、世の中に、問題解決手法とか問題解決発想法と言うものは数多にあるけれど、実際のところどのくらい使われているのだろう?
たとえばブレインストーミング。
これなんかは、普通の企業だったらなにがしかの形で実施されているはず。
*正しくルールを守っているかは別問題として…(汗)
あと、アナロジー(類推)を使った問題解決法。
有名な所では、シネクティクス法と言われる場合が多いですが、要は自分達の抱える問題を別の言葉に言い換える事で、他分野の知識が応用できないかと考えていくものですね。
TRIZにしてもしかり。
基本は、先人達が解決してきた技術情報(特許)を切り口に、自分達の問題を抽象化して当てはめてみる事が基本ですから。
他にも、NM法や等価変換理論、欠点列挙法や属性列挙法など、500ちゃ言わない位の発想法あるんじゃないかな。
まぁ、我々はTRIZを基盤にして、お客様の問題解決のお手伝いをさせて頂いておりますが(笑)
当然、ブレインストーミングとかNM法とか、他の技法の良い部分は使わせてもらっています。
目的は、「TRIZを広めよう!」ではなく、「お客様の抱える問題の解決を支援しよう」から、ひいては「日本の製造業を支援しよう!」ですから。
そのための、基本となるツールがTRIZであるという事です。
さて、そのTRIZにしても様々な改善手法にしてもなかなか社内に定着展開出来ないという話を良く耳にします。
たとえば、我々がコンサルとして企業に入ってファシリテーションしている間は良いんだけど、その後が長続きしない。
いつの間にか、限られた人たちしかそれらのツールを使っていないと。
何かの本で読んだのですが、それらの手法が企業に定着する確率は10%程度なんだとか(苦笑)
・・・・
でも、それじゃあまりにも悲しい。
・・・・
人を動かすのは、その人の意欲です。
基本はそうだと思いますが、意欲とはその人の持つ価値観の影響を受けますから、多種多様な形態を見せます。
極端に言えば、仕事への価値観(意欲)が高い人と、プライベートへの価値観(意欲)が高い人。
そう考えれば、企業のすべての人間に手法を定着させるのは無理があるのかなとも思います。
マーケティング理論の中に、「キャズム理論」があります。
*詳細は、ジェファリー・ムーアの「キャズム」を参照ください。
それは、マーケットだけではなく企業風土にも当てはまるのかなと思ってまして(汗)
欧米では、それらの定着にリーダーシップが引き合いに出される事が多いですね。
要は、「優れたリーダーが優れた組織を作る」みたいな…。これって、ある意味では神話でしょう。
そもそも優れた組織って何?
企業業績に貢献し続ける組織が優れた組織に対する一般的な定義でしょうが、そのために何が必要かと問われて「優れたリーダーです」って事はないよね。
確かに、リーダーシップが、「意欲を持って企業活動に取り組む人」と言うのならば、その事を否定する気はありません。
逆に、賛成な位です(笑)
・・・・
話の本筋が見えなくなってきました(汗)
つまり、こういう新しい手法を組織に定着させるために、何が必要なのか?
私は「創造的な場作り」だと感じています。
いくら専門家を育てても、彼らの能力を発揮させる場の提供が不可欠だと。
それと、専門家側の意識のチェンジも必要でしょう。
「教えてやる」ではなく、相手への共感と配慮が無ければ、うまくいくものも台無し。
技術的な問題だから論理的に説明して解決の方向を出しても、最後にそれを決断するのは人間の感情ですから。
その部分がなおざりにされてしまうと…。
そんなこんなですが、今回も長くなりそうなので、続きはまたそのうちと思います。
では、また。
九州は、今日明日大雨に対する厳重な注意が必要なようです。
さて、世の中に、問題解決手法とか問題解決発想法と言うものは数多にあるけれど、実際のところどのくらい使われているのだろう?
たとえばブレインストーミング。
これなんかは、普通の企業だったらなにがしかの形で実施されているはず。
*正しくルールを守っているかは別問題として…(汗)
あと、アナロジー(類推)を使った問題解決法。
有名な所では、シネクティクス法と言われる場合が多いですが、要は自分達の抱える問題を別の言葉に言い換える事で、他分野の知識が応用できないかと考えていくものですね。
TRIZにしてもしかり。
基本は、先人達が解決してきた技術情報(特許)を切り口に、自分達の問題を抽象化して当てはめてみる事が基本ですから。
他にも、NM法や等価変換理論、欠点列挙法や属性列挙法など、500ちゃ言わない位の発想法あるんじゃないかな。
まぁ、我々はTRIZを基盤にして、お客様の問題解決のお手伝いをさせて頂いておりますが(笑)
当然、ブレインストーミングとかNM法とか、他の技法の良い部分は使わせてもらっています。
目的は、「TRIZを広めよう!」ではなく、「お客様の抱える問題の解決を支援しよう」から、ひいては「日本の製造業を支援しよう!」ですから。
そのための、基本となるツールがTRIZであるという事です。
さて、そのTRIZにしても様々な改善手法にしてもなかなか社内に定着展開出来ないという話を良く耳にします。
たとえば、我々がコンサルとして企業に入ってファシリテーションしている間は良いんだけど、その後が長続きしない。
いつの間にか、限られた人たちしかそれらのツールを使っていないと。
何かの本で読んだのですが、それらの手法が企業に定着する確率は10%程度なんだとか(苦笑)
・・・・
でも、それじゃあまりにも悲しい。
・・・・
人を動かすのは、その人の意欲です。
基本はそうだと思いますが、意欲とはその人の持つ価値観の影響を受けますから、多種多様な形態を見せます。
極端に言えば、仕事への価値観(意欲)が高い人と、プライベートへの価値観(意欲)が高い人。
そう考えれば、企業のすべての人間に手法を定着させるのは無理があるのかなとも思います。
マーケティング理論の中に、「キャズム理論」があります。
*詳細は、ジェファリー・ムーアの「キャズム」を参照ください。
それは、マーケットだけではなく企業風土にも当てはまるのかなと思ってまして(汗)
欧米では、それらの定着にリーダーシップが引き合いに出される事が多いですね。
要は、「優れたリーダーが優れた組織を作る」みたいな…。これって、ある意味では神話でしょう。
そもそも優れた組織って何?
企業業績に貢献し続ける組織が優れた組織に対する一般的な定義でしょうが、そのために何が必要かと問われて「優れたリーダーです」って事はないよね。
確かに、リーダーシップが、「意欲を持って企業活動に取り組む人」と言うのならば、その事を否定する気はありません。
逆に、賛成な位です(笑)
・・・・
話の本筋が見えなくなってきました(汗)
つまり、こういう新しい手法を組織に定着させるために、何が必要なのか?
私は「創造的な場作り」だと感じています。
いくら専門家を育てても、彼らの能力を発揮させる場の提供が不可欠だと。
それと、専門家側の意識のチェンジも必要でしょう。
「教えてやる」ではなく、相手への共感と配慮が無ければ、うまくいくものも台無し。
技術的な問題だから論理的に説明して解決の方向を出しても、最後にそれを決断するのは人間の感情ですから。
その部分がなおざりにされてしまうと…。
そんなこんなですが、今回も長くなりそうなので、続きはまたそのうちと思います。
では、また。
by kuwahara_TRIZ
| 2010-06-18 16:59
| 仕事のやり方