2010年 06月 06日
さらなる成長へ向けての「解釈」の多様性 |
今日は、朝から町内の美化環境活動で、ゴミ拾いや草刈りなどをしてきました。
・・・・で、その後、Twitterを開いてみたら、熊本のあちこちで美化作業の話題が出ていました。
こういうのって、なんか県とかからの指示で日程とかが決まってるのかな?
まぁ、そんなのはどうでもいいのですが(笑)
*いや、環境を綺麗にすることは意義がありますが、内容的にどうでもいいという事ですからね。誤解無きよう。
で、その後、極力PCを離れての読書やポメラでの思索活動に時間を費やしました。
・・・・途中、若干のうたた寝もありましたが(苦笑)
読書は、最初「東大式 世界を変える…」を読みだしたのですが、途中で気が変わってまたドラッカーを手にとってしまいました。
目標設定と行動、成果の評価、フィードバックと成長。
「自分は、何で覚えられたいか?」など、改めて頭の中に入れた・・・はず(笑)
まぁ、コンサルティングという我々の仕事を、どのように定義し、それが我々の会社にどう貢献させていくべきかを考えるいい機会になりました。
TRIZというロシア生まれの問題解決理論も、当然今まで何度も読んで、クライアントさまの問題と対峙してきたと自負しております。
しかし、そこで満足する事は成長の停止を意味する。
まして、この年で「満足」なんておこがましい。
さらなる高みを目指すためにどうするのか?
ドラッカーは、答えは教えてくれませんが、ヒントであり、ヒントに触発されたアイデアを提供してくれます。
日本のあちこちで、ドラッカーの読書会も開かれているとか。
・・・熊本でもやりたいな。
そこで、そのさらなる高みへ向けての話なのですが、昨夜音楽を聴きながらTwitterしてたら、いわゆる「原典主義」と「解釈主義」の2つの方向性があるのではなかろうかと思いました。
クラシック音楽の楽譜は、演奏のための色々な情報がつまっています。
もちろん基本は、いわゆる「オタマジャクシ(笑)」であり、速度記号、表現記号(クレッシェンドなど)が主です。
しかし、実は曲によっては、***版と言うものが複数存在する場合もあるのです。
それは、たとえば、あるフレーズ全体にスラーがかかっている場合とかかってない場合や、デクレッシェンドとアクセントの記号の差などです。
たまに、音(和音)自体も違う場合もありますから(苦笑)
これには、多くの理由があります。
たとえば、作曲家が書いた原典の字が汚い、もしくはどちらにも取れる場合の演奏家の解釈の差。
または、もっと演奏家の解釈の違いによって、強調したいフレーズにスラーをかけた事が後世に残ったり。
*ちなみに、前者のデクレッシェンドとアクセントの話は、ベートーベンの第九交響曲の合唱の前のティンパの事です。他の楽器は、アクセントなのにティンパだけデクレッシェンドに「見える」のだとか。
・・・・
話を元に戻して、ドラッカー風に言えば、最終的な顧客は「聴衆」です。
聴衆が、その演奏を聴いて「感動」をすれば、オケはその使命を果たしたと考えて良いでしょう。
そういう意味では、演奏家がどうすれば観客に「感動」を与えられるかがポイントなわけで、それは演奏家の立場云々ではなく、基本的に何らかの解釈が入るでしょう。
その解釈の差が、演奏家の差になり、顧客の感動の(この場合は共感かな?)差になるわけです。
そのフレーズをスラーをかけて表現すべきか、はたまた淡々と表現すべきか。
フレージングの終わりにトラッティアートをかけるべきか、逆にインテンポで終わらせるべきか。
同じ曲なのに、それを演奏するオケや指揮者、演奏家によって違った表情を見せる。
それは、我々問題解決コンサルが、同じ手法を使っても問題や顧客によって使い分ける意味で、仕事のやり方にも通じるように感じました。
だから、我々は、もっと「良い成果」を上げるための工夫が求められているのだと。
原典をもっと読み込んで、自分達の使命に即した仕事のやり方を深掘りすることが大切だと思いました。
では、また。
・・・・で、その後、Twitterを開いてみたら、熊本のあちこちで美化作業の話題が出ていました。
こういうのって、なんか県とかからの指示で日程とかが決まってるのかな?
まぁ、そんなのはどうでもいいのですが(笑)
*いや、環境を綺麗にすることは意義がありますが、内容的にどうでもいいという事ですからね。誤解無きよう。
で、その後、極力PCを離れての読書やポメラでの思索活動に時間を費やしました。
・・・・途中、若干のうたた寝もありましたが(苦笑)
読書は、最初「東大式 世界を変える…」を読みだしたのですが、途中で気が変わってまたドラッカーを手にとってしまいました。
目標設定と行動、成果の評価、フィードバックと成長。
「自分は、何で覚えられたいか?」など、改めて頭の中に入れた・・・はず(笑)
まぁ、コンサルティングという我々の仕事を、どのように定義し、それが我々の会社にどう貢献させていくべきかを考えるいい機会になりました。
TRIZというロシア生まれの問題解決理論も、当然今まで何度も読んで、クライアントさまの問題と対峙してきたと自負しております。
しかし、そこで満足する事は成長の停止を意味する。
まして、この年で「満足」なんておこがましい。
さらなる高みを目指すためにどうするのか?
ドラッカーは、答えは教えてくれませんが、ヒントであり、ヒントに触発されたアイデアを提供してくれます。
日本のあちこちで、ドラッカーの読書会も開かれているとか。
・・・熊本でもやりたいな。
そこで、そのさらなる高みへ向けての話なのですが、昨夜音楽を聴きながらTwitterしてたら、いわゆる「原典主義」と「解釈主義」の2つの方向性があるのではなかろうかと思いました。
クラシック音楽の楽譜は、演奏のための色々な情報がつまっています。
もちろん基本は、いわゆる「オタマジャクシ(笑)」であり、速度記号、表現記号(クレッシェンドなど)が主です。
しかし、実は曲によっては、***版と言うものが複数存在する場合もあるのです。
それは、たとえば、あるフレーズ全体にスラーがかかっている場合とかかってない場合や、デクレッシェンドとアクセントの記号の差などです。
たまに、音(和音)自体も違う場合もありますから(苦笑)
これには、多くの理由があります。
たとえば、作曲家が書いた原典の字が汚い、もしくはどちらにも取れる場合の演奏家の解釈の差。
または、もっと演奏家の解釈の違いによって、強調したいフレーズにスラーをかけた事が後世に残ったり。
*ちなみに、前者のデクレッシェンドとアクセントの話は、ベートーベンの第九交響曲の合唱の前のティンパの事です。他の楽器は、アクセントなのにティンパだけデクレッシェンドに「見える」のだとか。
・・・・
話を元に戻して、ドラッカー風に言えば、最終的な顧客は「聴衆」です。
聴衆が、その演奏を聴いて「感動」をすれば、オケはその使命を果たしたと考えて良いでしょう。
そういう意味では、演奏家がどうすれば観客に「感動」を与えられるかがポイントなわけで、それは演奏家の立場云々ではなく、基本的に何らかの解釈が入るでしょう。
その解釈の差が、演奏家の差になり、顧客の感動の(この場合は共感かな?)差になるわけです。
そのフレーズをスラーをかけて表現すべきか、はたまた淡々と表現すべきか。
フレージングの終わりにトラッティアートをかけるべきか、逆にインテンポで終わらせるべきか。
同じ曲なのに、それを演奏するオケや指揮者、演奏家によって違った表情を見せる。
それは、我々問題解決コンサルが、同じ手法を使っても問題や顧客によって使い分ける意味で、仕事のやり方にも通じるように感じました。
だから、我々は、もっと「良い成果」を上げるための工夫が求められているのだと。
原典をもっと読み込んで、自分達の使命に即した仕事のやり方を深掘りすることが大切だと思いました。
では、また。
by kuwahara_TRIZ
| 2010-06-06 17:21
| 仕事のやり方